天体の最近のブログ記事

こんにちは、みなさん。   おもしろ!ふしぎ?実験隊です。

いつも天体ほか、たくさんの情報をお知らせくださっている
あっちゃん先生こと、久保庭敦男さんの情報です。
いくつかあるのですが、
まずは、KUBOさんが、アップするのが、遅くなったのですが・・・
こちらで、既月食について書いていただいたのですが、
画像も送って下さっていました。
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速報で、下さっていたのですが、KUBOさんの都合で、アップが遅れて、申し訳ありませんでした。
19:34の皆既中のものだそうです。

そしてもう一つ、
今朝(2014年10月23日)の『茨城新聞』社会欄には小惑星Kuboniwa誕生の紹介記事が載ったということで、あっちゃん先生のお友だちから、お知らせがありました。
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あっちゃん先生のお名前が、小惑星についたのですね!
KUBOさんは、天体には、まったく詳しくないのですが、こういった命名については、時間がかかったり、大変なこともあるようですが、これまでの久保庭さんの活動の成果であると思います。
こちらは、久保庭さんのブログです。どうぞご覧下さい。
ブログ:ほんのり光房 http://kuusou.asablo.jp/blog/

写真の記事で、書いてありますが、久保庭さんは、体調を崩されていました。でも、また、活動を少しずつ、進められているようです。実験隊にも、また、遊びに来ていただきたいですね。
こんにちは、みなさん。    おもしろ!ふしぎ?実験隊です。

10月8日(水)は皆既月食です。
以前、あっちゃん先生から、教えてもらっていたんですが、みんなは覚えていましたか?KUBOさんは、ちゃんとカレンダーにチェックしていましたよ。
もちろん、あっちゃん先生こと久保庭敦男さんから、今回新たに、記事をいただきましたよ!
ぜひしっかり読んで、8日に備えてくださいね。
像・コメント:あっちゃん先生こと久保庭敦男氏
画像は、クリックすると大きくなります。
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皆既月食を見よう

秋と言えばお月さま。でも今年の中秋の名月は9月8日でしたから、ずいぶん前に終わっちゃいましたね。中秋の名月、実は9月7日より前になることは絶対にありません。しかも9月7日や8日になるのは30年に1回程度。つまり、今年は滅多に起こらない早い名月だったのでした。

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その名月からちょうど一ヶ月。10月8日に再び満月がやってきます。その二日前、10月6日は秋の十三夜で、「栗名月」「豆名月」とも呼ばれる第二の名月です。十三夜(二の月)については以前の記事がありますので、次のリンクページを見てくださいね。


ところで今年10月の満月に、なんと「皆既月食」(かいきげっしょく)が起こります。条件の良い月食としては実に2年10ヶ月ぶりで、今年に予報されている天文現象の中でもいちばん見応えがありますよ。夜のことですが、暑すぎず寒すぎず、こどもたちにも見やすい時間帯なので、晴れたら家族みんなで楽しんでください。

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月食を楽しむために、少し知識を頭に入れておきましょう。

まん丸に輝いていた月が1時間あまりの間に影に飲み込まれ、やがて上の写真のように全部暗くなってしまいます。これが「皆既月食」。カイキって音だけ聞くと怖いイメージだけど、「怪奇」と間違えないでね。「ぜんぶ、すっかり」という意味です。

月が少しずつ影に入ってゆくことを「欠ける」と言います。反対に明るい部分が少しずつ増えるのは「満ちる」。普段のお月様も毎日形が変わるので、満ちたり欠けたりしています。月食のときはいつもと違う仕組みで満ち欠けが起こるため、見え方も違うし(下写真)経過も速いです。今回は欠け始めから満ち終わりまで約3時間半。毎日の満ち欠けは約1ヶ月かかるので、これと比べればとても速いですよね。

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10月8日、茨城県で空に月が昇るのは午後5時ちょうど。まだ日が沈む前です。すっかり暗くなる午後6時14分頃から何となく月の片側が暗くなり、10分も見ていればゆっくり欠けるのが感じられます。そして午後7時24分、月はすっかり暗くなって皆既の時間になります。その後1時間ほどは暗いままです。午後8時24分になると、今度は月の一部が少しずつ満ちてくるのが分かります。午後9時35分頃にはすっかり元の満月に戻りますよ。早寝の子でも、きっと皆既の最初くらいまでは見られるでしょう。

それにしても、なぜ消えちゃうのか不思議ですよね。実は偶然にも「地球の影」に月が入ってしまうからなのです。私たちの足元にある巨大な地面にも影があるなんて、なかなか信じられません。でも、どんなものでも光が当たれば影ができるのです。巨大な地球はどこかに巨大な影があるはずですよね。

意外にも地球の影はみんなよく知っています。毎日見ていますよ。そう、「夜」っていうのが地球の影の正体。なんだかピンと来ない人は、日暮れ、または夜明けの空の様子を観察しましょう。よく晴れた日の「日の入り」後や「日の出」前、太陽とは反対の地平に周囲よりかなり暗い部分が見つかります。これ、「地球影」(ちきゅうえい)っていうんです。

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地球影はとても大きく、そしてちゃんと地球の形に丸くなっていますよ。夕方の地球影は時間とともに高くなり、いっそう暗くなりながら空に広がっていきます。そして空全部が影になったときを夜と呼ぶのです。逆に朝は、夜空が西空へ集まるようになり、地球影はだんだん低くなって、日の出とともに消えてしまいます。

昼間、地球の空気は太陽に照らされて青白く光ります。でも地球の影の中では光が当たらず、空も暗いです。おかげで遠くの星々がよく見えるでしょう。目では分かりませんが、地球の影はもっと先まで伸びていますよ。そう、お月さまの通り道まで届いてしまうくらい。その影に月が入ると、月を照らしていた太陽の光が届かなくなって、月食が起こるのです。今回の月食では、東の空に昇っている「うお座」のほうに地球の影が伸びています(下図の黄色い丸のところ)。ここで月食が起こるのです。

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今回は夜中になる前に月食が終わるので、特に小中学生の観察には最適です。前回の皆既月食は2011年12月10日で、皆既の時間は夜中近くでした。次に見られる皆既月食は来年2015年4月4日で今回より少し遅い時間ですが、残念ながら皆既の時間がたった13分間しかありません。その後は2018年まで待たないと、条件の良い皆既月食は見られないでしょう。

なかなか見られない皆既月食、ぜひこの機会にながめてみませんか。

(文・写真:あっちゃん先生)

今年から来年の空へ

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こんにちは、みなさん。    おもしろ!ふしぎ?実験隊です。

だんだん今年も残り少なくなっていきましたね。
いつもお手伝いしてくださっている、あっちゃん先生こと久保庭敦男氏より
今年最後の?投稿をいただきました。
じっくり読んで、今年を振り返り、来年に思いをはせましょうね。
いつものように、
画像・コメント:あっちゃん先生こと久保庭敦男氏
画像は、クリックすると大きくなります。

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今年から来年の空へ

2012年の空を振り返りつつ、来年の空のことを少しご案内しましょう。

★太陽や月
太陽と月は私たちにいちばん身近な天体です。2012年は5月に金環日食というすごい事が起こり、大きな話題になりましたね。ふたつの天体がぴったり重なり、その様子が日本で見られたことは一生の宝もの。「今年の漢字」にも「金」という字が選ばれました。また日食の話題に押されてしまいましたが、月が地球の影に隠れる月食も2回ありました。下写真は2012年11月末に見られた半影月食の連続写真です。

2013年には日本で見える日食と月食が1回ずつおこります。残念ながらどちらも狭い地域でしか見えず、関東では全く見えません。ただ、太陽と月が規則正しく空をめぐるおかげで私たちも規則正しい毎日を過ごすことができます。特に太陽の活動を日々観察することは大切です。太陽がどれくらい活発かは、地球の気候などいろいろなことに影響するからです。

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★惑星
2012年、特に話題になったのが金星でした。太陽の手前を通過する「太陽面通過」(6月)や、月に隠されてしまう「金星食」(8月)は一生に1回見られるかどうかの現象でした。その金星はいま「明けの明星」として夜明けの東空に輝きます。2013年になると次第に太陽に近くなり、3月26日以降は夕空に戻って宵(よい)の明星として輝きます。でもいつも低いところにしか見えず、残念な1年になりそう。

2012年におうし座で輝いていた木星は、2013年ゆっくりと隣のふたご座のほうへ移動してゆきます。5月下旬には西空で金星や水星、月と互いに大接近して、豪華な景色になるでしょう。惑星同士は互いに接近することがあり、とても面白いのです。下写真は2012年11月に見られた金星と土星の大接近です。

地球のすぐ外側を回る火星はときどき地球に接近して話題になりますが、2013年はずっと遠いままで、次の接近は2014年になります。ただ、今は火星上で移動しながら探査を続けるキュリオシティから目が離せませんね。

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★小惑星
小さな惑星「小惑星」にも注目です。2012年もいくつかの小惑星が地球の近くを通り過ぎました。小惑星の仲間には地球に衝突する危険があるものがあり、もし地上に落ちたら町が全滅、なんていうこともありえます。決してSF映画ではないんですよ。ですから、いち早く発見したり動きを監視する必要があります。下写真は12月に地球に接近したトータチスという小惑星。動きが速く、わずか30分でも線のように写っています(写真下のほう)。

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★流星
三大流星群と呼ばれる1月の「りゅう座流星群」、8月の「ペルセウス座流星群」、12月の「ふたご座流星群」は、2012年どれも最高の条件で観察できました。特にふたご座流星群は月明かりが全くなく、関東は一晩中快晴で、とてもたくさん流れ星を見ることができました。

2013年はりゅう座流星群、ふたご座流星群とも月明かりの影響が大きく、流れ星が見えにくくなるでしょう。でもペルセウス座流星群の条件は良く、特に真夜中を過ぎると満天の星空のなかにたくさん流星を数えることができるでしょう。晴れてほしいですね。下写真は2012年12月のふたご座流星群の様子。中央上のふたご座からいくつも流れ星が飛び出していますね。

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★新星と超新星
2012年もたくさん発見されました。特に超新星(遠くの銀河で最期の大爆発を起こした星)は日本人によって10個も見つかっています(12月29日現在)。見つけているのは専門の研究者ではなく、熱心なの星好きの一般人、というのがすごいところ。天文はアマチュアも活躍する分野なのです。2013年も日本の観測者の活躍に期待ですね。下写真は12月18日に福岡県の西山さんと佐賀県の椛島さんが発見したばかりの超新星(矢印のところ)です。

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★彗星
2012年には目で直接見えるほど明るくなった彗星(ほうき星)はありませんでした。でも2013年、なんと2つの彗星が目で見え、しかも1等星より明るくなると予想されています。ここまで明るい彗星は10年に1回見えればいいほうですが、1年で2つも見えるというのは例がありません。2013年一番の話題となりそうです。

そのひとつはパンスターズ彗星。現在日本からは見えませんが、3月中旬ごろ西空に明るい姿を見せ始めます。もうひとつはアイソン彗星。現在はふたご座にあって、大望遠鏡でやっと分かるほどの暗さですが、11月下旬には金星より明るくなると言われています。

ただし彗星の明るさの予測はとても難しく、実際はそれほど明るくないかも知れません。また明るく見える期間も長くないので、事前に正確な情報をきちんと集めて観察してくださいね。下写真はいま北斗七星の近くを通り過ぎつつあるリニア彗星です。(小型望遠鏡なら見ることができます。)

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★気象光学現象
虹や暈などの現象を気象光学現象と言います。2012年は、5月に見えた最大幅に近い環水平アークを始め、とても現象の多かった1年だと感じました。

気象現象は天文現象と違って事前の予測ができません。でも見えやすい空模様というのは、空を見慣れてくると次第に分かってきます。ぜひ1日に1回は空を見上げ、楽しんでくださいね。下写真は12月21日に見られた環天頂アーク・上部ラテラルアーク・上部タンジェントアークなどです。

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いかがでしたか。みなさんが見上げた空の現象を思い出せたでしょうか。日食など大きいニュースになった現象は知っていても、「小惑星が近くを通ったなんて知らなかった」とか「いま彗星が来てるの?」なんて思った人も多いのではないでしょうか?私たちが普段どれだけせまい知識の中で生きているか、その知識もテレビやネット、そしてみなさん自身の興味関心にとても左右されてしまうことが、ちょこっと分かっていただけるかと思います。

ひとつひとつバラバラの現象に見えますが、空の上はいつも時間の流れに沿ってつながっています。例えば、2012年6月に金星は太陽を左から右へ通過しましたが、それを境に宵の明星から明けの明星に移りました。だから今は明け方に見えていて、2013年3月には太陽の向こう側を右から左へ通りぬけ、夕空に戻ってくる......こんな具合です。

一日少しずつの空の観察が、宇宙の大きな時の流れを感じることにつながればいいな、とあっちゃん先生は思います。みなさんの2013年が良い年になりますように。

(文・写真:あっちゃん先生)

いかがでしたか?今年は、まさに、観察には、当たり年でしたね。でも、それっていうのは、ずっとつながりの中の一つでしかないのかな?
来年もよい年になるためには、今をいい時にしないといけないのかな?

ではでは、お友だちも、よいお年をお迎えくださいね~。
                  太字など:KUBOさん。!(^^)!


皆既日食@ケアンズ

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こんにちは、みなさん。          おもしろ!ふしぎ?実験隊です。

今日は、『しし座流星群の極大』だったのですが、ちょっと雨が降って残念でしたね。
実験隊でも、今年は天文のネタを多くアップしてきましたが、何と、5月の『金環日食』に続き、
『皆既日食』をご紹介できることになりました~~~~!
実験隊にいつも来てくれている、山崎君が、おうちの方と、なんとオーストラリアのケアンズに行って、観察してきてくれました。
お母さんからは、「ケアンズでは雲がでてくる可能性があり、ケアンズからバスで1時間内陸部に入ったマリーバで観測。コロナもダイアモンドリングもばっちり神秘的でした~(=^・^=) 南十字星やケンタウルス座や天の川など、満点の星空も観ました」
というコメントを。
お父さんからは、素晴らしい画像とコメントをいただいたので、ご紹介しますね。
画像は、クリックすると、大きくなります。(画像・コメント:山崎明氏)

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初めての皆既日食撮影で色々と欲張ってしまい大慌て。最初の撮影にしてはまずまずの出来。
でもね、帰国して同僚に写真を見せたら南天の星空の方が気に入られてしまい、ちょっと微妙・・・

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   第2接触時のダイヤモンドリング

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   完全に太陽が隠れた後、プロミネンスが赤く見える

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   コロナ

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   第3接触時のダイヤモンドリング
   
日食時の大気の状態が悪く、あまり拡大するとぎざぎざです。

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   南天の星空 
   左に天の川、天の川の中に南十字星、右側には大小のマゼラン星雲も写っています

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   南天の日周運動
   1枚15秒で13分間撮り続けて合成しています
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   日食の全経過
   夜明け前の朝焼けと、日食の全経過を合成して見ました
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山崎君のお父さんには、以前、KUBOさんがお手伝いしている、ブログで、こちらの画像をご紹介させていただいています。
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記事は、こちらから
画像を見せていただくだけでも、感動ですね。そして、こういった体験を生でできるって、うらやましいね。
みんなも、5月の金環日食をまた、思い出すことができたかな?
ちょうど、5月から6カ月たって、また、どこかで日食が見られたってことなんだけど、この後だと、2016年3月9日に関東地方では、部分日食があるようです。
それまでに、天体のこといろいろ、お勉強しておいてね。
【おまけ】
お母さんからは、こんなコメントも。
2回目のダイアモンドリングの時、ダイアモンドは白かったんですが、リングが赤かったのでビックリ
プロミネンスで赤くなっていたようです。白いものだと思っていたので驚きました。
皆既時間帯の時、一緒に木星と金星を観測。もっと暗くなると思っていたので、ちょっと不思議でした。
実際、屋久島の時の方が、辺りが暗かったです。
コロナは四方八方に拡がっていました。
あっという間に皆既日食が終わってしまい、もう一度観たいという日食ハンターの気持ちがわかります。
===
なんだか、はまりそうですね。(=^・^=)

こんにちは、みなさん。   おもしろ!ふしぎ?実験隊です。
あっちゃん先生こと、久保庭敦男さんより、『もうひとつの名月』についての記事のアップがありました。この前、『中秋の名月と秋の七草』
http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2012/10/post-214.html
のおはなしをアップしたような気がしますが・・・・・あっちゃん先生のお話を読んで、また空を眺めてみてください。

画像・文:あっちゃん先生こと久保庭敦男氏。クリックすると画像は大きくなります。

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もうひとつの名月

9月の下旬に「中秋の名月」のお話しをKUBOさんの実験隊ブログに載せていただきました。今年2012年の中秋の名月は9月30日でしたね。

10月ももう下旬ですが、和菓子コーナーに行くとまだ「お月見団子」の貼り紙があって、お団子が売っています。「おや、売れ残ったのかなぁ?」なんて言わないでください。そういう和菓子屋さんこそ、伝統を大切にしているお店。実は、秋にはもうひとつの名月があるのです。

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中秋の名月は旧暦8月15日の満月(十五夜の月)のこと。その日は秋の収穫を感謝しながら、一年で最も美しいと言われる月をながめる「お月見」です。現代の暦では9月8日から10月7日のあいだの満月の夜になります。

稲刈りのシーズンなので、もちろんお米も収穫できているでしょう。でも月にお供えするのは「月の形に似たもの」という習わしがあるようです。だからお米をこまかい粉にして丸い団子(だんご)にします。地方によっては団子の数や、三方(さんぼう/団子をのせる台)にのせる方法まで決められているようです。そのほか、この時期に採れる丸いサトイモをお供えする地方もあるそうです。中秋の名月を「いも名月」と呼ぶこともありますよ。

昔の人は中秋の名月のあと、さらに涼しくなった頃に空にかかる月も美しいと思ったようです。そこで、名月の次にやってくる旧暦9月にもお月見をすることにしました。ただし、今度は十五夜ではなく「十三夜」。つまり旧暦9月13日の、満月二日前の月です。

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なぜ13なのかということははっきりしていませんが、上写真のようにおまんじゅうの形をしている十三夜の月は「まだ完成していなくて、何だか気になる」感じで、あっちゃん先生も大好きです。小学生のみなさんではまだ分からないかも知れませんが、こういう感じを「趣(おもむき)がある」と言うのでしょう。

旧暦9月13日のお月さまは「後の月」「二の月」などと呼ばれ、中秋の名月とならんで二番目に美しいと考えられました。そして、今度はイモではなく、豆や栗をお供えして月見を楽しみます。二の月の別名は「まめ名月」「くり名月」です。

十五夜と十三夜を両方見られた人は幸せになれるし、片方しか見なかった人は縁起が悪いと言われました。風習を大切にしてきた昔の人の考え方は面白いですね。

科学として月を観察する、というだけでなく、空を見たり自然を体験して感じることは心を豊かにしてくれます。優しい気持ち、穏やかな心、豊かな想像力・・・そういうものが科学の知識といっしょに育つと良いなあと、あっちゃん先生は思います。

2012年の「二の月」は10月27日。夜がぐんと寒くなる季節、十三夜の名月を見上げてみてください。
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27日は、東小まつりだったね。たぶん晴れるようだから、空を見てみようね。(#^.^#)

こんにちは、みなさん。       おもしろ!ふしぎ?実験隊です。

あっちゃん先生こと久保庭敦男さんより、オリオン座流星群について、お知らせが来ました。

太字はKUBOさんが入れました。画像は、クリックすると、大きくなります。

文・画像:あっちゃん先生こと、久保庭敦男氏

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オリオン座流星群を見よう

10月に入って夜がずいぶん寒くなりましたね。美しい星空が顔をのぞかせる夜も多くなりました。これから冬にかけて、太平洋側では星空観察の時期をむかえます。

ところで、一年の中で決まった日の夜にたくさん流星(流れ星)が見える「流星群」という現象があります。特に有名なのは「ペルセウス座流星群」「ふたご座流星群」「しぶんぎ座(りゅう座)流星群」の三つ。三大流星群ともいわれ、いちばんたくさん流れる夜には、それぞれ1時間あたり50個以上も流れ星を見つけることができます。また、毎年確実に見えることも、大事なポイントです。

この流星群が有名すぎて、ほかの流星群はあまり話題にならないのですが、実は10月にもときどきニュースになる二つの流星群があるのです。ひとつは「10月りゅう座流星群」。別名「ジャコビニ流星群」とも呼ばれ、10月上旬に見られます。ふつう、1時間あたり数個ほどの小さな流星群ですが、およそ13年に一度、数え切れないほどの流星が降ってくることがあります。でも、必ずそうなるとは限らない、とても気まぐれな流星群なのです。

そしてもうひとつが今回のお話しの主役、10月下旬に活動する「オリオン座流星群」です。

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流星群には星座の名前が付いています。上の写真を使って説明しましょう。この写真は今年(2012年)8月のペルセウス座流星群をとらえた写真です。流れ星が10個以上写っていますので探してみてください。見つけたら、いくつかの流れ星を逆にたどってみましょう。下写真の黄色い線を見てください。

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流れ星が青い丸あたりからやってきたように見えますね。この丸の中心を「放射点」(ほうしゃてん)といいます。流星群の流れ星は必ず放射点の方向からやってきます。(放射点と違う方から流れた流星は、流星群ではないふつうの流れ星です。)そして、この放射点がある星座の名前を付けて、○○座流星群というふうに呼ぶのです。上の青い丸のあたりはペルセウス座です。

10月下旬のオリオン座流星群はオリオン座に放射点があります。オリオン座は星座の中でも一番有名なものですから、みなさんも聞いたことがあるでしょう。明るい星が多く、探しやすい星座ですね。下写真の木の上に見えていますよ。

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オリオン座は「冬の星座」として知られていますが、実際には見る時間を工夫するとほぼ一年中見ることができます。10月下旬だと、夜10時頃に東の空に見え始め、明け方には南の空高く昇ります。放射点が空に昇ってないと流星群は見えないので、オリオン座流星群を観察するには夜中から明け方がよい、ということになります。

オリオン座流星群は10月20日あたりを中心に、前後二週間ほど見ることができます今年は20日の夜遅くから21日の明け方が一番たくさん見えるという予報です。ちょうど月が沈んでいる時間なので、月明かりにじゃまされることもありません。

この流星を観察するとき、べつにオリオン座をじーっと見なくても構いません。流星群の流星は空のどこを見ていても見えます。楽な姿勢で、なるべく空全体を見渡すようにすると良いでしょう。

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流星群は、その元となる砂粒をまきちらした最初の天体、「母天体」(ぼてんたい)が必ずあります。流星群の母天体は彗星(すいせい)、つまり「ほうき星」。彗星は上の写真のように、太陽に近づくとしっぽがのびて見えます。そのしっぽの中には砂粒がたくさん入っています。つまり、彗星の通り道にはたくさんの砂粒が残っていて、もし地球がそこに近づくたと流れ星がいっぱい見えることになります。これが流星群なのです。

オリオン座流星群の母天体は、彗星のなかで一番有名な「ハレー彗星」。約76年ごとに太陽に近づく大彗星で、なんと2000年以上前からたびたび歴史の記録に登場しました。前回は1986年に太陽に近づきました。(いま小学生のみなさんが、そろそろおじいちゃんおばあちゃんに近づくころにまた見えますよ。)

オリオン座流星群はふつう1時間あたり10個から20個程度ですが、ときどきびっくりするほど流れる年があり、その数は三大流星群に負けないくらいです。母天体のハレー彗星が、長い歴史の中でどんなふうに砂をまき散らしてきたか、というのにも関係ありそうですね。毎年どうなるのかは、見てみないと分かりません。気になる人はぜひ観察してみましょう。


※このブログの、下の「ペルセウス座流星群」の記事も参考にしてくださいね。

http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2012/08/post-197.html
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今週の土日が、よいようですね。ぜひ、観察してみてくださいね。風邪はひかないようにね~。
★その次の週は、東小まつりだよ。
この後、どんどん東小まつりの工作などをアップしていく予定です。
すっごく楽しいのができているので、楽しみにしていてね。
昨年の、分子模型の別バージョン。こんなものもあります。何かわかるおうちの方はいらっしゃるかな?デザイン重視で、形や色は、ちょっと目をつぶってくださいね。左上は、失敗作(#^.^#)
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こんにちは、みなさん。   おもしろ!ふしぎ?実験隊です。
昨日は、せっかくの満月だったのに、台風で、それどころじゃなかったんじゃないかな?

あっちゃん先生こと、久保庭敦男さんより、中秋の名月と秋の七草について記事のアップがありました。もちろん、満月だけでなくて、今日のお月さまだっていいのです、
あっちゃん先生のお話を読んで、また空を眺めてみてください。

画像・文:あっちゃん先生こと久保庭敦男氏。クリックすると画像は大きくなります。
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2012年9月30日は、今年の中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)の日でした。
名前の通り、秋の中頃に見られる美しい月のことです。残念ながら今年はちょうど台風17号が夕方から東日本を直撃して、月が見える天気ではありませんでした。(関東では夜中過ぎに晴れて、強風でしたが見ることはできました。)

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秋空は曇りや雨のことが多く、台風の季節でもあります。でも、良く晴れると空がとても青々として美しいことに気づけるでしょう。夏よりもずっと水分の少ない空気、ホコリが立ちにくい地面、そして時々台風の雨が空のよごれをすっかり洗い流してくれるので、透明ですっきりした空になりやすいのです。

そんな夜に名月の日が重なれば、他のどの季節よりも美しい月を楽しむことができそうですね。秋の夕方、月に見立てた丸い団子やサトイモをお供えして、収穫をお祝いし、名月を楽しむことを「お月見」といいます。

あっちゃん先生が小さかった頃は「お月見どろぼう」というこどもたちの遊びがありました。お月見の日に近所をまわり、縁側にお供えしてあるお団子をこっそりと食べ歩くのです。もちろん大人たちはそのことを知っています。それどころか、こどもたちにたくさんお供えをとられたお家ほど幸せがやってくる、とされていましたので、栗や梨など秋の食べ物やお菓子も一緒に置いてくれました。なんだか西洋のハロウィンに似ていますが、ちゃんと日本に伝わるこどもの遊びです。

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月はもちろんどんな形でも美しいと感じられますが、昔の人は「満月」が一番良いと考えました。だから、中秋の名月と言ったらまん丸の月のことです。月の見えない日(新月)から数えるとちょうど15日目の夜になるため、「十五夜の月」という呼び方もありますね。

中秋の名月は古い暦で8月15日ですが、今の暦になおすと数え方が毎年ずれますから、「9月8日から10月7日のどこか」になります。つまり名月の日は毎年違います。さらに、天文学としてきちんと計算した満月の日から1、2日ずれることがあります。下は今年から5年間の名月の日と、満月の日です。

 2012年9月30日(満月は9月30日)
 2013年9月19日(満月は9月19日)
 2014年9月 8日(満月は9月 9日)
 2015年9月27日(満月は9月28日)
 2016年9月15日(満月は9月17日)

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名月は10月になることもありますよ。今年と来年は中秋の名月と満月が一緒ですから、丸いお月さまをそのまま楽しめそうです。でも細かい話しをすると、実は満月の日がまん丸とは限りません。その日の午前中に満月がやってきてしまうと、月が昇る頃には満月を少し過ぎてしまうからです。上写真は7年ほど前、1年越しに名月を比べた写真です。どちらも写真に書いてある日が中秋の名月で、しかもどちらも満月の日なのですが、2005年のほうは右側が少し欠けていますね。月までの距離も違うので、見かけの大きさも少し違います

名月の決まりごとは、昔からの習わしとしてこうなっているだけです。みなさんがきれいだと思う秋のお月さまを見つけるのがいちばんいいとあっちゃん先生は思います。いつもとほとんど変わらないお月さまだけれど、美しいから見上げてしまう、そして、そんな美しさに気付ける心を持っていることが大切だと思います。

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春の七草」ということばがあります。正月過ぎ、まだ野菜が少ない時期に生えている7種類の野草をおかゆにして、野菜不足にならないように工夫した、昔から伝わる知恵です。

実は「秋の七草」もあります。秋の七草は食べ物ではなく、野山のすてきな草花を七つ集めたものです。今から1300年ほど前に、山上憶良(やまのうえのおくら)さんという人が美しい秋の野花をうたった歌(短歌と言います)がはじまりと言われます。

 くず、はぎ、ききょう、おみなえし、おばな、なでしこ、ふじばかま

聞いたことがある花の名前はあるでしょうか?「なでしこ」は女子サッカーで有名になりましたね。「くず」はくず湯やくず餅という食べ物の原料になり、空き地などに生えています。「はぎ」はちょっとした山や公園で見かけるでしょう。「おばな」はススキのことです。「おみなえし」「ききょう」「ふじばかま」は自然のなかで見かけることがほとんどなくなり、絶滅(ぜつめつ)が心配されています。人間が自然をこわしてしまったせいです。ほんの100年前まで私たちのまわりでふつうに秋をかざってくれた草花がなくなってしまう・・・みなさんはどう感じますか?

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秋の七草は夏の始めから秋の終わりのどこかの時期に咲きます。七草をお月見の団子と一緒にお供えできればステキですが、お月見の日が毎年変わってしまうので、草花の時期にうまく合わないことが多いですね。植物は天気によっても育ちが変わりますから、地球温暖化(ちきゅうおんだんか)も心配です。ずっと安心して美しい秋をむかえるにはどうしたらいいか、考えてみましょう。

中秋の名月やお月見という文化のなかにも、星空、暦、お天気、植物、そして地球の科学がいっぱい。興味を持って、深く深く調べてみてください。
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KUBOさんの大好きな、筑波実験植物園には、秋の七草・春の七草が育てられているところがあります。昔は、こういった植物は、ふつうに生えていたのでしょうね。
お空や草花に、目をやってみようね。

こんにちは、みなさん。            おもしろ!ふしぎ?実験隊です。

昨日は、秋分でしたが、ちょっと関係あるかな?これなんだかわかりますか?

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からくり伊賀といわれる、つくばが生んだ鬼才のエンジニアが作ったとされる、『木製和時計』を復元したものです。

1813年から1822年ころにかけて作られたようです。

最初の画像も含めこれ以降の画像も、つくば市役所の会場で撮影させていただきました。最後の画像は除く(#^.^#)

http://www.city.tsukuba.ibaraki.jp/53/370/010982.html

いただいたパンフレットによると、

・・・日本初めて伝来した機械時計は、天文20年(1551)・・・当時の日本では西洋とは異なる不定時法(日の出30分前と日没30分後を昼夜の基準とし、昼と夜をそれぞれ6等分する方法)を採用しており、・・・

ってことは、時代劇で、〇〇の刻なんて言っていたのは、春や冬では、違ったのかもしれませんね。ブログ担当は、知りませんでした。今どきの高校生は、古典で習ったとか言っていましたよ~。

このからくり伊賀七の和時計は、定時法と不定時法の両方が併用され、カレンダー機能もあったようです。また、他には、測量器具や農業機械も展示してあり、茶運び人形もありました。

もっと和時計を見てみると・・・

こちらが、外側が、百刻文字盤(定時法)・内側が、節板式文字盤(不定時法)

不定時法の板は、全部で13枚ありました。だいたい4週間で一枚って言われていたかな。

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こちらが、暦日装置(日付・月を表示)。
・・・
ちょっと自信がないので、違っていたら、コメントください
カレンダー機能のようです。

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こちらは太鼓。他にも、笛を鳴らす時打機能もあったようです。滑車が付けられていました。

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先日からは、映画『天地明祭』も公開されていますね。国立天文台の縣さんからこちらのご紹介もありました

http://hokkyoku-sei.net/

「北極出地2012隊員任命状」

も頂けるようですよ。

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              画像:AGATAさんshine

ぜひ、お友だちも、参加してみてはどうかな?

また、昨日の秋分の日については、こちらをどうぞ。あっちゃん先生こと、久保庭敦男さんからのアップです。何やら、9月22日が秋分の日になるのは、116年ぶりとか。

http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2012/09/post-210.html

こんにちはみなさん。        おもしろ!ふしぎ?実験隊です。
今日は、『秋分』。あっちゃん先生こと、久保庭敦男さんから、秋分の日について、投稿がありました。どうぞご覧下さいね。
秋分の日って、いっつもお休みで、ラッキーくらいにしか思ってなかったけど、なかなか、奥が深いようです。
いつものように、画像は、クリックすると大きくなります。
画像・文:あっちゃん先生こと、久保庭敦男氏。
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今日は「秋分」

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日暮れが早くなってきましたね。「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉どおり、真夏日もいつの間にか少なくなり、一気に秋らしくなりました。

9月22日。今年2012年の「秋分」(しゅうぶん)です。春分(しゅんぶん)、夏至(げし)、秋分、冬至(とうじ)の四つを、まとめて二至二分(にしにぶん)といいます。この四つは地球にとってとても大切なもの。太陽のまわりを回る地球の出発点が春分、ちょうど半周したところが秋分です。さらに、春分から秋分への真ん中が夏至、秋分から春分への真ん中が冬至という具合です。

秋分に地球がさしかかった日を「秋分の日」というのです。

いきなりですが、みなさんは去年の秋分の日がいつだったか覚えていますか?(いちいち覚えてないよねー。)去年は9月23日でした。2年前の2010年も9月23日。2009年も9月23日。その前も・・・。

多くの人が「9月23日は秋分の日」と覚えちゃってるほど、しばらくぶりの日付変更なんですよ。そういえば、カレンダーの中には「5月5日・こどもの日」のように毎年変わらない日と、「1月9日・成人の日」のように毎年変わる日がありますよね。

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法律では、祝日をいつにするか「国立天文台」が1年前の2月に発表することになっています。なぜ天文台が?って不思議ですが、カレンダーというのは地球の動きを元に決めるものですから、ちゃんと天体観測や計算をして決める必要があるのです。

今の暦だと秋分は必ず9月ですが、日付は少しずれることがあります。それは「地球が365日できちんと元の場所にもどらない」からなんです。毎年少しずつずれるので、4年に1度「うるう日」を入れていますね。この調整や他の理由もあって、秋分の日も変わることがあるのです。

さかのぼって調べると、1980年から去年までずっと23日でした。その前の1979年はなんと24日だったんです。1897~1979年の間は23日か24日でした。そして1896年は今年と同じ22日だったんです。秋分の日、実は毎年日付が変わる日なのですが、たまたま何十年か変わっていなかったというだけだったんですね。

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今年は実に116年ぶりに9月22日が秋分となりました。長い目で見ると春分や秋分、夏至や冬至は4日くらいの幅で前後することがあります。

春分や秋分の日には「太陽が真東からのぼり、真西にしずむ」とか、「昼と夜の長さがほぼ同じ」などということが知られています。今日あっちゃん先生の住む地方では残念なお天気で朝日は見えませんでしたが、このことはぜひみなさんが自分で確かめてみてくださいね。

地球の公転(太陽の周りを回ること)のずれをうるう日やうるう秒で調整するお話は、以前このKUBOさんの実験隊ブログに書かせていただきました。また夏至の日の太陽の様子も記事にしました。あわせて読んでみてください。


うるう日とうるう秒 〜狂わない時を刻むおはなし・その1〜

うるう日とうるう秒 〜狂わない時を刻むおはなし・その2〜

今日は「夏至」
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KUBOさんは、昨日、つくば市役所で、からくり伊賀~つくばが生んだ鬼才のエンジニア~の展示を見てきました。
そこには、伊賀七が作った『木製和時計』が展示してありましたよ。
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つくば市役所の展示物を撮影させていただきました。
このころの時間は、不定時法といって、1時間ごとに時刻を刻んでいたわけでなないようです。この辺のことは、この後アップしますね。
少し寒くなってきたので、お友だちは、風邪などひかないようにね。

ブルームーン

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こんにちは、みなさん。       おもしろ!ふしぎ?実験隊です。
あっちゃん先生こと久保庭敦男さんから、
   とてもきれいな満月写真が撮れました!
とお知らせがありました~。
いつものように、画像解説:あっちゃん先生こと久保庭敦男氏。画像はクリックすると大きくなります。
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2012年もいよいよ9月。真夏日や猛暑日が続き、雨も少なかった関東ですが、それでも明け方近くになるといくらか涼しい風が吹くようになっています。少しずつ秋が近づいていますね。

昨夜(8月31日)はきれいな満月がのぼっていました。ときおり薄雲がかかると虹色のリング(光環)が良く見えて、大変美しい夜でした。

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ところでみなさんはお気づきだったでしょうか。8月には2回、満月の日があったんです1回目は8月2日、2回目が昨夜です。月は約29日半で満ち欠けをくり返します。だから1ヶ月の初めに満月になったときは、月末にもう一度満月になることがあるんです

ひと月に2回満月があるとき、2回目の満月を「ブルームーン」と呼ぶことがあります。(これは天文学の言葉ではありません。他の意味で使うこともあります。)

実際に月が青く見えるからそう言うのではありません。この場合のブルーは「めったにないこと」「珍しいこと」という意味ですね。ブルーローズ(青いバラ)という言葉と同じです。つまり、ひと月に2回も満月になるのを珍しがって、そんな名前で呼ぶのです。調べてみるとブルームーンは2、3年に1回しか起こらないので、いつでも見られるわけではないですね。そして、いつしか「ブルームーン」を見ると幸せになれる、なんていう伝説も生まれました。科学的な意味はないけれど、とてもロマンチックでステキだと思います。

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満月というのは、地球に対して月が太陽の正反対に来た瞬間をさします。正確に計算すると、昨夜は午後10時58分に満月になりました。深夜近くだったので月が高く、写真を撮るのには最高の条件でした。昨夜撮った下の写真はまさに満月の時刻のもの。あっちゃん先生が今まで撮った満月写真のなかでも最高の写りでした

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この写真を使って、あまり話題にならないけれど面白いお話をしましょう。

月の満ち欠けを観察すると、満月の前までは月の左側が欠けていますし、満月を過ぎると右側が欠けています。(観察の時は月の南北を正確に上下に合わせてくださいね。)たとえば下写真のようになりますね。日が経つごとに、写真の右から左へ向かって月の形が変わります。そして、満月は「どこも欠けていない」はずです。

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学校でもそう習いますから、ほとんどの人はそう思っていらっしゃるでしょう。でも、本当は満月も欠けているんです。満月の写真をよーく見なおしてください。右側でも、左側でもありません。ほら、下側のデコボコのところに影が見えませんか?拡大した写真を下に載せておきますから、よく見てくださいね。

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満月前から満月後に入れ替わる瞬間、実は欠けている部分が月の上(北側)か下(南側)をすり抜けていくのです。太陽、地球、月が並んだ瞬間が満月ですが、本当に一直線なら「月食」になってしまいます。でも満月の時間に月食になってないということは、月が北か南に少しずれている、ということを示しているのです。このわずかなずれが「満月なのに欠けている」影を作り出しているのですね

どんな満月も必ず欠けている、なんてお話をすると多くの人が驚くようですが、実際に満月の時刻に望遠鏡で確認すればすぐ分かります

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もうひとつお話ししましょう。
この満月の写真はカラー写真です。でも、まるで白黒写真のように色が少ないですね。月というのはこんなに色が少ないんだ、と改めて感じます。

じゃあ、パソコンを使って色を強めたらどうなるでしょうか?淡くてもはっきり分かるように色の濃さを強めてみます。下の写真は昨夜の満月の中央を拡大して色を強めたものです。

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どうですか?直接見ただけでは分からない模様がいろいろと見えますね。青っぽいところやオレンジ色の所もあります。白く輝いて見える部分もありますね。こうやって色をはっきりさせることで、その土地の年齢やどんな種類の土があるのか、といったことを調べられるそうです。

暗い色をしているところは古い地面、白いところは新しい土です。(新しいと言っても、何十億年も前の話です。)クレーターや、そこから伸びているスジのようなところは白く見えますね。月が誕生した後で何かがぶつかって古い地表を吹き飛ばし、地中から出た新しい土がスジを描いたことが分かりますまた暗い色の中のオレンジや青い色は、土に含まれる金属の種類で変わります

青く染まった土地が大きく広がっているのにはビックリさせられます。これこそが本物のブルームーンだなあ、なんて思います。

次の満月は9月30日。この日は「中秋の名月」、お月見の日です。晴れたらぜひ夜空を見上げてみましょう。


補記
1969年7月に人類で初めて月に降り立ったニール・アームストロング宇宙飛行士が、ちょうど1週間前の2012年8月25日に亡くなりました。82歳でした。アームストロングさんが降り立ったのは、上の色を濃くした月面写真の右、青い平野の広がる「静かの海」でした
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とっても情報盛りだくさんでしたね。
もう一度読んだ方がいいみたい。いっぱいお友達に教えてあげてね。

こんにちは、みなさん。        おもしろ!ふしぎ?実験隊です
あっちゃん先生こと久保庭敦男さんより、ISSの情報をいただきました。
とれたて、ほやほやの画像のようですよ。解説も、ばっちり。読んで、明日に備えてみてね。
いつものように、画像解説:あっちゃん先生こと久保庭敦男氏。画像はクリックすると大きくなります。
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国際宇宙ステーションを見よう

このところ、毎日のように夕空を通過する国際宇宙ステーション(ISS)が見られます。このステーションには7月17日からJAXAの星出彰彦宇宙飛行士が搭乗していますね。

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ISSのような人工衛星は、夕空や明け方の空で「まるで星が動いているように」空を横切っていきます。飛行機のように赤青ランプが点滅することもなく、ただスーッと動いていくのです。ほとんどの人工衛星は暗くて目立たないのですが、ISSは非常に大型ですので、時によっては木星や金星のように明るく見えます。

いつごろどの方向の空に見えるかは、見る人の場所によって変わります。JAXAのWebサイトなどで調べてみましょうね。上の写真は2012年8月26日午後8時頃の撮影です。背景の星座はうしかい座あたり。移動していくISSは光の線になって写ります。

ISSが点線に写っていますが、実際は光が消えることなくずーっと動き続けています。月夜だったので夜空が明るすぎたため、写真を何回かに分けて撮影して組み合わせました。撮影を中断しているとき(5秒間)があったので点線になっているのです。


星出宇宙飛行士は実験隊のみなさんにとっては「地元ゆかりの人」ということでも有名ですね。つくば市内の中学・高校を卒業していますから、みなさんのお父さんやお母さんが知り合いだった、という人もいらっしゃるかな?今回のISS滞在は長期に渡る計画とのこと。今年の11月中旬頃に地球に戻ってくる予定です。


ところで、上の写真のISSは右下から左上に向かって飛んでいきましたが、左上に注目してみましょう。ちょうど夜空に溶けるように暗くなって消えていますね。ここを拡大して、色を強調した写真が下の画像です。

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人工衛星を目で追いかけてゆくと、こんなふうにだんだん暗くなって消えることがあります。このとき双眼鏡などで拡大して観察すると「赤くなりながら暗くなる」のがよく分かります。上画像でも赤く写っていますね。赤く感じられるのは、時間にしてほんの5〜10秒くらいです。

実は人工衛星が光っているのは、自分で光を出しているわけではありません。太陽の光が反射して、それが私たちの目に届くのです。つまり地上はもう夜なのに、ISSはまだ太陽の光が当たっている「昼間」なのです。そして、ISSが移動して夜を迎える(地球の影に入る)と、暗くなって見えなくなるというわけ。じゃあ、なぜ消える直前に赤くなるのかな?

そう、ISSに「夕日」が当たっているからなのです(下図)。この同じとき、ISSの星出さんたち乗組員は、地球に隠れる赤い夕日を窓から見ていることでしょう。
さあ、みなさんも国際宇宙ステーションをじっくり観察してみましょうね。

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★JAXAの国際宇宙ステーション予想情報は下記にあります。

http://kibo.tksc.jaxa.jp/
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KUBOさんも、ISSが通過するという情報は、聞いていたんだけど、解説まで一緒に見せてもらって、ラッキーでした。
つくばでは、8月27日は、19時9分くらいからのようです。
上記サイトをチェックして観察してみてね。


七夕ですよ 

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こんにちは、みなさん。       おもしろ!ふしぎ?実験隊です。

七夕の記事をあっちゃん先生こと久保庭敦男氏が送ってくれました。

画像・解説:あっちゃん先生こと久保庭敦男氏・画像は、クリックすると大きくなります。

今頃七夕?ちょっと不思議ですが・・・

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きのう(2012年8月22日)の夕方のことです。

日が暮れてから西の空を見上げると、三日月より少し太めのお月さま。青空がだんだん暗くなってゆくとともに、月の光も明るく輝き出します。すぐ近くに、正三角形に並んだ明るい星が見えました。右上は土星、左上は火星、そして下の星はおとめ座の1等星スピカです。

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さて、もうすぐ七夕ですね。

「ええっ?七夕ならとっくに終わっちゃったよ!?」

いいえ、まちがってはいませんよ。2012年8月24日は七夕の日です。

七夕は7月7日と決まっていますね。でも、もともと古い時代に始まった行事ですから、本当は「古い時代の暦で考えたほうが良い」という人も多いのです。

こうしたお祭りは季節と一緒に味わうもの。どんな気候、何という花が咲き、何という虫の声がして、どんな食べものが採れる時期にお祭りを行っていたか正しく知るためには、その当時の暦で再現したほうがよい、とあっちゃん先生も思います。

日本で使われていた古い時代の暦...旧暦(きゅうれき)の7月7日は、2012年の新暦(今の暦)だと8月24日。2013年なら新暦8月13日、2014年では新暦8月2日という具合です。

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旧暦で七夕をお祝いすると良いこともありますよ。

新暦7月7日は日本のほとんどの地域で梅雨まっただ中。もし晴れたとしても七夕の主役「おりひめ星」や「ひこ星」はまだ東の空に低くて、星まつりどころではありません。でも旧暦なら「旧暦7月7日=新暦8月のどこか」になりますから、梅雨も明けていますし、ふたつの星も空高く昇っています。

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また、新暦7月7日の月齢は毎年変わります。2012年だと月齢18。2013年なら月齢29、2014年では月齢10です。真夜中まで月明かりが少ない場合は七夕の星たちを楽しめますが、2012年や2014年のように満月(月齢15)前後の場合は星明かりも少なくなってしまいます。

でも旧暦なら大丈夫。旧暦7月7日は必ず夕方に上弦の半月を楽しむことができて、月が沈む夜遅くには、上の写真のように頭上を横切る天の川や七夕の星々が見頃をむかえるのです。この写真は「夏の大三角形」付近。8月21日の夜中に撮影しました。おりひめ星とひこ星はどれでしょうか?見つけてね!


さあ、時季はずれだ、なんて言わないで、笹竹に短冊を飾って星空を見上げてくださいね。


(補足)旧暦七夕は2001年頃より国立天文台が「伝統的七夕」という名前をつけ、様々なキャンペーンも行われるようになりました。下のリンクには今年のライトダウンキャンペーンの案内があります。

http://7min.darksky.jp/

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この頃の月はきれいだな~。って、見ていました。
お友だちも、七夕、観察してみてくださいね。
お茶の世界でも、旧暦って使います。
どうして今の時期に、菜の花をいけるのかな?と思う行事があるのですが、それは、利休さんが、亡くなった時に菜の花が咲いていたとか。
他にもあるかもしれないよね。みんなもお星さまと一緒に、探してみてね。

こんにちは、みなさん。       おもしろ!ふしぎ?実験隊です。

この前のペルセウス座流星群の記事
http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2012/08/post-197.html

に続いて、金星食の記事をあっちゃん先生こと久保庭敦男氏が送ってくれました。

金星食だけでなく、珍しい虹の画像もあります。

いつものように、太字はKUBOさんが入れました。画像は、クリックすると、大きくなります。

文・画像:あっちゃん先生こと、久保庭敦男氏

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人生で2度目の金星食にチャレンジ!

8月14日。待ちに待った「金星食」の日です。このKUBOさんのブログでも何度も話題にしましたね。とても楽しみにしていたのですが・・・

前日の8月13日は朝から日本列島が不安定なお天気でした。あちこちで大雨警報、強風注意報が出て、雷や竜巻にも注意だって・・・。それまでは山沿いでしか発生してなかった雨雲が、こんな日に限って日本全体をつつんでいます。KUBOさんやあっちゃん先生の住む場所でも、風速5mを越す強い風がビューンビューンと吹いていました。夜になるほど雲が厚くなり、星どころではありません。

それでも茨城県や千葉県の一部には雲が薄い場所もあったので、希望を捨てずに、寝ないで空の様子をうかがっていました。日付が14日になってまもなく、東の空にぼんやりとした木星を発見!すぐに支度をして、いつもの観察場所に出かけました。

到着するかしないかのころ、地平の向こうに昇ったばかりの真っ赤な月が一瞬見えました。続いてそのすぐ下に金星も見つけました。ところが1分も経たないうちに全てが雲におおわれてしまったのです。

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残念なことに月が金星を隠す瞬間も、また出てくる瞬間も空は雲だらけでした。金星が出てきたはずの3時30分から15分ほどたって、雲で真っ黒だった空の一部が少し明るくなっています。そう、そこに月があるのです。月の形も金星の光もまったく見えませんが、とにかく写真を撮り始めました。上の写真はそのときのもの。オバケみたいな月や金星らしきものが分かりますね。

ダメでもともと、そのまま観察を続けました。月の場所を見失わないように、あわてず、落ち着いて・・・時計が4時をさしました。雲全体がほんのり明るくなり、夜明けが始まっているのが分かります。そのころから雲のすき間が多くなってきまました。木星も見えています。1等星もいくつか分かりました。雲のすき間が月に届くころ、ようやく月と金星の姿を目で見ることができました。下の写真では金星が「半月の形」になっているのが分かりますね。金星はいま太陽から一番遠い空に見える時期で、こんな形に光っているのです。

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雲はあいかわらず多いものの、その後は月と金星の大接近を朝焼けの中で楽しむことができました。ふしぎな形をした雲がいっぱいあって、それにも感動しました。ゆっくりと明るくなってゆくなか、月と金星はだんだん溶けるように見えなくなってゆきました。

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雲にじゃまされて金星食は見えず、「ゴールドイヤー」三つ目のメダルは逃してしまいました。でも、美しくならぶ月と金星や夜明けの空模様はとても良い思い出になります。全国的にもほとんどの地域で何も見えなかったようですから、とてもラッキーですね。23年前に見た夕空の金星食といっしょに、心にしまっておこうと思います。

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★おまけ★

5時ごろに太陽が姿を見せ始めました。西の空には不気味な色をした巨大な雲。またまたお天気がくずれる予感です。丸い太陽がすっかり出終わたので、さあ帰ろうと車に乗って1分も走らないうちに、西空高く「」を発見!日の出直後の虹を見たのは初めてです。真っ赤な朝日が作る虹なので、赤ばっかりが目立つ「赤虹」(しゃっこう)に近いものでした。

あれ、でも今から帰る方向に虹って・・・?そうなんです。なんと金星食を見ていた場所のすぐそばまで雨が近づいていたのです。帰り道はずっと雨。月や金星が見られたのは、本当に本当に偶然でした。

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今回、KUBOさんは、金星食は、隠されるところや出てくるところを見られなくて、残念だな。天体をやっている人は、かわいそうだな。なんて思っていたのですが、そうではないようですね。

『金星食』って言っても、隠れることろと、出てくるところだけを観察すればいいってもんではないのですね。KUBOさんは、今回、そこだけ見られれば、『金星食だ!』なんて思っていたけど、違うようです。

でも、今回の観察に先立って、あっちゃん先生の記事を読んだり、いろいろ解説してもらったりして、なんとな~く、月や太陽や地球の動きの、とらえ方がわかったような気がしました。=^_^=

気がしただけかもしれないけどね~。!(^^)!

こんにちは、みなさん。          おもしろ!ふしぎ?実験隊です。

昨日(といっても今日かな?)金星食はいかがでした?曇っていてちょっと残念でしたね。でも、KUBOさんは、月から金星が出てきた時だと思うんだけど、キラって!輝いたのを一瞬見ました。

金星食の様子も、この後、あっちゃんん先生が、お知らせしてくれるようですが、その前に、ペルセウス座流星群について、ご報告があるようです。KUBOさんも、3つ見たかな。一つは、ものすごく明るかったんだけど、あんまり明かるすぎて、本当かな?と思っていたら、この後のあっちゃん先生からのご報告にも、明るい流星について説明がありました。とってもラッキーなのが見えていたのかも。

太字はKUBOさんが入れました。画像は、クリックすると、大きくなります。

文・画像:あっちゃん先生こと、久保庭敦男氏

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ペルセウス座流星群を見ました

毎年決まった時期に、空の決まった場所から流れ星が流れ出てくるように見える天文ショーを「流星群」(りゅうせいぐん)と言います。その流れ出る中心の星座の名を付けて「○○座流星群」と呼ぶことになっています

流星群は一年の間に様々なものが知られていますが、お盆の時期にたくさんの流星が見えることで有名なのが「ペルセウス座流星群」。だいたい8月12日の夜(13日の明け方)に流星の数が一番多くなるそうです。ペルセウス座は秋の夜空をかざる星座のひとつ。8月だと日が暮れてすぐに北東の空に昇り始めます

ちょうど今年の12日の夜に晴れ間があったので、あっちゃん先生も流れ星を見に出かけました。途中何度か雲にじゃまされましたが、13日になったばかりの真夜中の0時頃から明け方まで、約3時間のあいだに50個以上の流星を見ることができました。どの流星群にも属さない「散在流星」(さんざいりゅうせい)もいっぱい見えましたよ。

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ペルセウス座流星群はときどき爆発するように見える明るいものが多く、今年もいくつか見えました。暗い夜なのに一瞬だけ周りが明るくなるほどです。明るい流星が流れたときは、短い飛行機雲のようなものが数十秒ほど残ることがあります。これは「流星痕」(りゅうせいこん)。あっちゃん先生は3時間の間に3回、流星痕を見ることができました。

上の写真は今回0時20分から1時50分の間に撮影した約180枚の写真の中で、流れ星が写った画像を1枚にまとめたものです。この写真の中に11個の流れ星が見えていますから探してみてくださいね。左上から右下まで、斜めに横切る淡い光は「天の川」。星座でいうと、はくちょう座からカシオペア座あたりの秋の天の川です。

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たくさんの流れ星が見える様子は、とても感動的ですよ!毎年見えるのに見え方はいつも違っています。流星群によっては何年、何十年に一回だけ、いつもの年の何倍も多く流れるときもあります。上の写真は約33年ごとに雨のように多く降りそそぐことで知られる「しし座流星群」です(2001年11月撮影)。あっちゃん先生はこの写真を撮りながら、1時間の間に200個以上の流れ星を見ました。

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流星群がまだ飛んでいる13日の夜明けには、美しい月と惑星の景色が楽しめました。「金星食」の1日前、月は金星と木星のあいだに光っていました。上の写真で一番明るいのが月、月の左下が金星、右上は木星です。(※月や金星に斜めの光が写っているのはカメラのせいです。)冬空をかざるオリオン座やおうし座、ふたご座などもいっしょに、キラキラと輝いていますね。下のページには2週間前・7月31日明け方の様子がありますから、比べてみてください。木星や金星が星座のなかでちょっとだけ場所を変えているのも分かりますよ。

http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2012/08/post-192.html


流星群は毎年くり返されます。また、ペルセウス座流星群以外にも流星群はいろいろあります。ぜひチャンスを作って、流れ星を観察してみてくださいね。

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 KUBOさんが、初めて見た流星群は、2001年のしし座流星群でした。ちょっと寒かったけど、今でもあの美しさと、不思議な感覚は、覚えています。みんなはまだ生まれてても、記憶にないころかな。=^_^=これから、いっぱい、星空を眺めてみてね。

こんにちは、みなさん。              おもしろ!ふしぎ?実験隊です。

8月14日の明け方「金星食」があります。

特別な道具がなくても観察できる、ものすご~~く!きれいな現象です。KUBOさんも、とっても楽しみにしています。

今回は、その観察方法など盛りだくさんな情報を、前回に引き続き、あっちゃん先生こと久保庭敦男さんから、お知らせが来ましたので、ご紹介しますね。

写真はクリックすると大きくなります。太字は、KUBOさんが入れました。

<その1>はこちら
http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2012/08/post-192.html

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早起きして金星食を見よう! <その2>

8月14日早朝の金星食が迫ってきました。今回はその見え方やくわしい時刻のお話をしましょう。ここではKUBOさんやあっちゃん先生が活動している茨城県南部にしぼって時刻などを書きます。もし他の地域でご覧になる方は、この記事の最後のリンクを参考にご自分の地域での時刻や見え方を調べてください。

約23年前の金星食は夕方に見えました。また、昼間の空も入れると約9年前の昼過ぎにも金星食がありました。今回は夜明け前の時間に起こります。と言っても夏の夜明けはとても早いから、金星食になる時刻だってとっても早いんです。がんばって起きてくださいね!

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月と金星は1時30分ごろ立て続けに東の地平に昇ってきます。月齢は26。ちょうど夕空の三日月を左右にひっくり返したような姿に見えるでしょう。かくれる時刻が近づくと共に、月と金星がゆっくり近くなってゆくのが分かります。もちろんこれは「見かけ」の話。実際の天体は前後に大きく離れています。

今回は金星が月にかくれる瞬間(2時45分ごろ)と、再び出てくる瞬間(3時30分ごろ)の両方が見られます。

ところで金星は星座の星と違い、小さいけれど望遠鏡で大きさが分かる天体です。星座の星が月にかくされる「星食」の場合は一瞬で姿を消すのですが、金星の場合は1分ほどかかってだんだんと暗くなります。この1分間がとても面白いので、見のがさないようにしてください。望遠鏡などを使わなくてもばっちり見えますが、もし観察道具(簡単な双眼鏡や望遠鏡)をお持ちなら、しっかりと三脚に固定して低倍率で観察するとすばらしい景色を楽しめるでしょう。

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さあ、今度は「出現」のほうも見てみましょう。月にかくされた金星はしばらく見えませんが、消えてから約45分ほどたった3時30分ごろ、月の暗いほうに光の点が見えてきます。1分ほどかけてその光がどんどん強くなり、金星が再びすっかり姿を現すのです。これは月の暗い側で起こるので、急に光り出すその様子がまた感動を呼びそうですね


ここで注意点が三つあります

★金星食は日食のように何時間も続く天体ショーではなく、ほんの1分程度の短いショーです。「2:45から3:30の間ならいつでも見られる」というのは間違いですから気をつけてください。

★同じ県内(例えば茨城県内)でも、場所によって数分程度の時間のずれがあります。できるだけ余裕を持って準備して、待ち構えてくださいね。

★特に、かくすときの月の高さはかなり低いです。東の方向が開けた安全な場所で観察してください。太平洋側の海岸などは最高の条件です。

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金星食の様子は、携帯のカメラではちょっと撮影が難しいけれど、コンパクトデジカメなら夜景モードなどを利用して撮影できると思います。コツは「しっかりと三脚に固定する」「セルフタイマーを使う」「フラッシュは光らせない」です。ぜひやってみてくださいね。もちろん、絵に描いてみるのも楽しいですよ!

ちょうど出現の頃から東の空が明るくなり始めます。夜明けをバックに、まるで月からこぼれ落ちた光のしずくのような金星をぜひ楽しんでください。

なお沖縄県のほぼ全域で、下図のようにちょうど金星が月の縁をかすめる「接食」となります。月の縁には高い山があったり低い谷があるので、金星が明るくなったり暗くなったり、時々消えたり、という面白い光景になるかも知れません。ただし月の出と同時、地平線ギリギリでの現象になってしまうので、もし沖縄旅行中に金星食を見るよ、というみなさんは東側の海岸に行くといいでしょう。

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今回の金星食のように、月が惑星や恒星をかくす「食」を起こすことはあまり多くありません。それが昼間ではなく、暗く見やすい夜空で見られるチャンスはさらに少ないです

でも、月が明るい星を従えているような「接近」は1年に何度もあります。お相手の星は様々だし、並び方もいろいろ。いっぺんに三つの天体が集まるときもありますね。いくつか写真をお見せしましょう。

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金星食ばかり注目していますが、<その1>に書いた通り11日から13日にかけて連続してすばるや木星に大接近するので、そちらにも注目です。毎日早起きできるなら、月や惑星の動き方がたちどころに分かっちゃうかも知れませんね!そうそう、12日前後は「ペルセウス座流星群」がたくさん飛ぶ日でもあります。金星がかくれている間は流れ星探しをするのも楽しいですよ。

晴れるかな?晴れると良いですね。ぜひゴールドイヤー最後の金メダルもゲットしましょう

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最後にもう一度、<その1>の最初にご紹介した写真を見てください。ここに、実は空の条件がとても良いときにしか見えない淡い光が写っています。(見やすくなるよう少し画像処理しています。)

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夜明けや地上の光に混じって、緑の線で囲んだ辺り、ちょうど金星から木星あたりの空がうっすら光っています。ここに天の川はありませんから、銀河の光とは違います。これは「黄道光」(こうどうこう)と呼ばれる光。私たちの太陽系ができたころ、惑星になれなかった小さな塵(ちり)がたくさん残りました。それが今も黄道に沿って太陽の周りを回っていて、淡い淡い光の帯になって見えるのです。確かに、金星や木星を包む黄道の場所にありますし、おうし座やふたご座(星占いの星座=黄道の星座ですね!)も包まれています。

日本で黄道光が見える地域は、近年本当に少なくなりました。みなさんのところではいかがですか?早起きついでに確かめてみましょう。

朝早く起きて静かに星空を眺めると、今回のような金星食はもちろん、惑星の並び、黄道、星々との位置関係、月の満ち欠け、夜明けの空の変化、日本の空が「元気」かどうか・・・そういったことがすごく分かる気がします。教科書や図鑑だけでは分からない、目の前に広がる太陽系の奥行き、宇宙の深さが心の中にすうっと入ってくるのです

ぜひそれを、多くのみなさんに体験してほしいと願っています。

(おしまい)


[参考]
日本全国での金星食の時刻は、下記の国立天文台の「惑星食各地予報」のページで計算してみましょう。お近くの市町村名を検索し、反映ボタンを押してから計算してくださいね。

http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/occulx_p.cgi

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今日の話題も、盛りだくさんでしたね。夏休みの自由研究にもなりそうです。

ぜひ、楽しんでみてくださいね。

こんにちは、みなさん。              おもしろ!ふしぎ?実験隊です。

8月14日の明け方「金星食」があります。

特別な道具がなくても観察できる、ものすご~~く!きれいな現象です。KUBOさんも、とっても楽しみにしています。

その金星食について、あっちゃん先生こと久保庭敦男さんから、お知らせが来ましたので、読んでみてくださいね。

写真はクリックすると大きくなります。太字は、KUBOさんが入れました。

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早起きして金星食を見よう! <その1>

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7月31日、日の出2時間前。7月最後の夜明けを見に出かけました。

ほんのりと明るくなってきた東の空にはたくさんの星がきらめいて、とてもきれいです。気温が35度を超える猛暑日が続くなか、珍しくこの朝はいつもより涼しくなりました。そのため空にあった水分が霧や水滴になって地上に降りてしまい、冬みたいにとても透明で美しい星空になったのです。

8月の明け方には、もうオリオン座やおうし座など冬の夕空を飾る星座が昇っています。その中にひときわ明るく輝くのは金星。次に明るい木星も見えています。他の星座の並びをじゃまするように輝く金星や木星は、見ている人を惑わす(まどわす)ので、惑星(わくせい)と呼ばれるんですよ。

8月11日の明け方には、この景色に月が加わります。月はちょうど「すばる」の右に並んでいるでしょう。翌日の12日には木星とピッタリ並んでかっこいいです13日には金星と木星の間に、そして14日には金星と並びます。並ぶだけではなくて、月が金星に重なってかくしてしまう「金星食」が見られるのです。

どこにどんな星々があるのか、下をクリックして説明付きの写真で覚えておきましょう。明るい1等星も探してくださいね。

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ロンドンオリンピックも始まって、選手には金メダルに期待がかかります。みなさんはどの競技を応援していますか?あっちゃん先生は自分が好きな水泳や飛び込み、そして重量挙げ、体操なんかに注目しています。

春頃からこのKUBOさんの実験隊ブログで、今年は「ゴールドイヤー」だとご紹介してきました。ゴールドイヤーとは「金」の年。と言ってもメダルのことではなくて、実は金という字で始まる、たいへん珍しい天文現象が三種類も起こってしまう、しかも自分が住んでいる場所から観察できる、とってもすばらしい年なのです。こんな年は後にも先にも今年だけ。私たちは本当にラッキーな時代に生きているんです。

天体ショーのうちの二つ、金環日食(5月21日)と、金星の太陽面通過(6月6日)は無事終わりました。新聞やテレビでも話題になって、みなさんも観察にチャレンジしたことでしょう。でも二つの天体ショーを見終わって満足して、もうひとつ残っているのを忘れていませんか?最後のひとつ「金星食」はもうすぐ。早起きする準備をしてくださいね。

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「金星食」(きんせいしょく)という言葉は「金環日食」に近い感じがしますね。でも、今回は太陽と関係ありません。食という言葉が付くので、ある天体が別の天体をかくす、というのが分かります。

金星食とは、「月が金星をかくす」こと。月が他の惑星(木星とか火星、土星など)をかくすことをまとめて「惑星食」と呼びますが、金星食は惑星食のひとつです。二週間ほど前の7月15日に昼の空で月が木星をかくす「木星食」が起こりましたが、これも惑星食のひとつでした。その時の様子は実験隊ブログの下のページを見てくださいね。

http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2012/07/20127.html

http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2012/07/post-187.html

惑星は地球も入れると全部で8個ありますが、バラバラにまわっているのではなく、陸上競技のトラックのように選手がグルグル回っているような感じです。トラックの真ん中辺りには太陽がいますね。

もしみなさんが選手だったら、他の選手(惑星)は自分がいる競技場のどこかに見えるはずです。選手は空を飛んだりしませんから、上のほうに見えることは絶対にありません。横へ横へと一周探していけば絶対見つかります。自分を含め、全ての選手(惑星)はトラックのある方向にそって「線」のように横並びになっています。

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天体の場合、この線のことを「黄道」(こうどう)と呼んでいます。黄道のある方向に見える12個の星座が黄道十二宮、つまり星占いの星座です。惑星が黄道から離れないということは、惑星と惑星が黄道あたりでしょっちゅう並んで見えるということになります。特に地球の内側にいる金星や水星、すぐ外側の火星は動きが速く、その他の木星や土星などに度々近づいたり遠ざかったりをくり返します。

実は地球を回るお月さまの通り道(こちらは白道と言います)も、この黄道にとても近いところにあります。月もまた、惑星たちと並んで見えることが多いのです。

月は目で見えるくらい大きいので、月の通り道と同じ方向に星があると、手前にある月が遠くの星をかくしてしまいます。これは星食(せいしょく)といって、もう毎日のようにおこっていますよ。

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星ではなく、もし惑星と同じ方向に並んでしまうと、手前の月が遠くの惑星をかくす惑星食となります。上の写真は2002年3月20日に見えた「土星食」です。実際にこんな天体ショーを観察すると、「宇宙の奥行き」や「宇宙の動き」を感じることができるすばらしいながめに感動することまちがいなし!ですよ。

でも実際は、近くに見えることはあっても、なかなかぴったり重なることはありません。しかも、それが「夜に見える」「高い空で観察しやすい」「かくされるところも、出てくるところも両方見える」「日本全国で見える」「目で直接見える」といういろいろな条件で予報を計算すると、ほとんど起こらない珍しいことと言ってもいいでしょう。下写真は2003年9月9日に全国で見えた月と火星の大接近です。北海道あたりではくっつくくらいまで近くに見えたのに、残念ながら「火星食」にはなりませんでした。(シベリアのほうまで行くと火星食が見られました。)惑星食になるのは本当に珍しいのです。

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ゴールドイヤー最後の金星食は8月14日明け方に見られますが、「良い条件」のほとんどを満たしている、ビックリするくらい幸運な現象です。

前回の「条件の良い金星食」は約23年前、1989年12月2日の夕方に見えました。当時の関東はよいお天気で、美しいその景色に多くの人が見とれ、話題になりました。あっちゃん先生は今でもその景色をはっきりと思い出せます。

今回は明け方なので起きるのは大変ですが、お天気さえ良ければ最高の景色となるでしょう。観察には特別な道具も必要ありません起きて、東の空を見ればよいのです。夏休み、しかもお盆なので、こどものみなさんはもちろん、大人でもお休みを取りやすいから、時間の都合も付けやすいですね。

何時ごろ、どんな風に見えるのかは<その2>に書こうと思います。どうぞお楽しみに!
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今回のお知らせも、とってもきれいな写真でしたね。ぜひぜひ、<その2>を楽しみに待っていてくださいね~。=^_^=

こんにちは、みなさん。    おもしろ!ふしぎ?実験隊です。

昨日のあっちゃん先生こと久保庭敦男さんからの記事
 (7月15日の木星食の報告を読んで、8月14日の金星食をイメージしておこう!)
で、あっちゃん先生から、追加の記事の投稿がありましたので、ご紹介しますね。昨日の記事

http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2012/07/20127.html

をご覧になってから、どうぞお読みくださいね。

画像・記事:あっちゃん先生こと久保庭敦男氏(画像はクリックすると大きくなります。)
太字はいつもKUBOさんんです。(^○^)

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木星食から一夜を過ぎ、16日の明け方のことです。東の空には木星と金星、それに木星をかくし終わった細い月がとても美しくまとまって光っていました。この月、昨日は木星の近くにいたんだな、と思いながらカメラを向けました。

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写真を撮ったあとで気付きましたが、木星と金星の間にオレンジ色の星が見えます。おうし座の1等星「アルデバラン」です。なかなか豪華なながめですね。ちょうどここは周りより少し星が多い、ヒアデス星団と呼ばれる場所でした。すぐ上の方には同じ星団の仲間「すばる」も見えたはずですが、雲が多くてよく分かりませんでした。

このあと月はどんどん左下、つまり太陽のほうへむかっていき、新月をむかえます。そのまま空をぐるっと1周して、またここへもどってくる時に「金星食」を起こすのです。その頃には木星やアルデバランは金星からずいぶん離れています。その代わりに金星は、オリオン座やふたご座といった豪華な星座に囲まれていることでしょう。どんな夜明けになるのか、とても楽しみですね。(下は上写真に説明を入れたものです。)

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撮影が終わるのを待ってくれていたかのように、朝焼けに染まった雲のなかに月や惑星たちは消えてゆきました。

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なんだかちょっと、昨日頭の中で、ぐるぐるしていた、金星・木星・月・地球の動きがすこし見えたようにも思えますが・・・(^○^)
継続して、観察するということが大切なのでしょうね。

みんなも、夏休みは、空の観察をしてみてね。

こんにちは、みなさん。   おもしろ!ふしぎ?実験隊です。

あっちゃん先生こと、久保庭敦男さんから、『木星食』の報告がありましたので、お知らせしますね。
最後の方にあるんだけど、8月14日には、夏休み最大のイベントとなる、『金星食』があるようです。その時をイメージしながら、読んでみてね。あっちゃん先生の、黒くなった顔をイメージしてみても、おもしろいかも。!(^^)!

画像:あっちゃん先生こと久保庭敦男氏(クリックすると大きくなります)

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今日(2012年7月15日)は「木星食」が起こりました。

天体が別の天体(または別の天体の影)にかくされることを「食」(しょく)と言います。例えば、月が太陽をかくすのは日食、地球の影に月が隠れるのが月食。

今日は月が木星をかくしてしまう、という予報でした。といっても、それが起こるのはお昼過ぎの昼間の空。これが夜空できれいに見えるんだったら、何週間も前からあっちゃん先生もみなさんにお知らせしたかったのだけれどねぇ・・・。星の天体ショーは夜空でピカピカ見やすい、とは限らないんです。

今日の月齢は26くらい。新月まであと4日という細い月です。ただでさえ昼間の月は見つけづらい上に、とても細すぎて、慣れてる人でも探すのが大変です。そして夜空ならピカピカまぶしい木星も、昼間の空では大きめの望遠鏡でも半透明のクラゲみたいにぼんやりとしか見えません。

さらに、今は梅雨時です。数日前まで茨城県は曇りの予報。幸い今日は午後に晴れてきたけれど、薄い雲が次々とやってきて月どころか太陽も時々かくれていました。

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それでもあきらめず、ひと目見ようと望遠鏡をスタンバイ。雲のすき間を手持ちの双眼鏡で探していると、なにやらキラキラしたものが・・・あ、金星!月より先に金星を見つけてしまいました。(上写真・大きく拡大はしていません)。双眼鏡でも三日月のような形が分かります。

6月の太陽面通過からもう1ヶ月以上経って、金星はずいぶん太陽から遠いところに輝いていました。13日に明け方の空で「最大光度」、つまり明けの明星の時期として最も明るい日をむかえたばかりです。この時期は晴れさえすれば青空のなかでも直接目で見つけることができます。

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さて、月はどこでしょう?いくら探しても見つかりません。もう西空に低いので、空が霞んで見つけにくくなっています。午後1時過ぎ、本当なら木星が月にかくされる時間でしたが、残念ながら雲が多くて見ることはできませんでした。

じゃあ、せめて月から出てくる瞬間を見ようと、その後1時間探しに探して、ようやく月を見つけました。午後2時過ぎ、出てくる瞬間は雲に覆われていましたが、数分後に雲が流れていき、写真を撮ることができました。雲のせいではっきりしませんが、なんとか月と木星の両方が写っています。この昼間の天体観察で、あっちゃん先生は日に焼けて真っ黒になりました^_^;;

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8月14日には明け方の空で月が金星をかくす「金星食」が見られます。これはもうすばらしい眺めになることでしょう。たいへん珍しく貴重な現象ですが、特別な道具もいらず、目で楽しむことができます。夏休み最大の天体ショーですので、8月に入ったらKUBOさんブログを通じてご紹介しますね。

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おひさまと闘いながらのご報告、ありがとうございました。=^_^= 

金星食については、あっちゃん先生が、見どころなど教えてくださると思うのですが、たぶん・・・月が隠すといっても、隠れた金星は、見えてる月そのものから出てくるんじゃないんでしょうね。そのくらいは、イメージできるんだけど、今日の、木星食と8月の金星食。。。

KUBOさんの頭の中では、地球・太陽・金星・木星が、またまたぐるぐるしています。

みんなも、イメージしていてね。=^_^=

あちゃん先生、解説よろしくです。

【お知らせ】

この記事の後の追記として、

木星食と金星食をつなげる追記byあっちゃん先生があります。どうぞご覧下さい。

http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2012/07/post-187.html

こんにちは、みなさん。     おもしろ!ふしぎ?実験隊です。

先日、あっちゃん先生こと久保庭敦男さんから
『『うるう日とうるう秒』byあっちゃん先生こと久保庭敦男氏』の情報が
ありましたが、今日はその2
『うるう日とうるう秒』のお話です。

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図と解説は、久保庭敦男さんです。

うるう日とうるう秒 
〜狂わない時を刻むおはなし・その2〜


その1では、「うるう日」のお話をしました。今回はその続きです。

うるう日は、カレンダーと実際の地球の公転とがずれないようにする調整の日でした。これと同じようなしくみで、「うるう月」というのもあります。なんと、本当にひと月まるごと付け足すのです。私たちの使うカレンダーは、1年が12ヶ月です。でも「お月さまの満ち欠け」を基本として作られた古い暦(こよみ)はちょっと違いました。

月の満ち欠けで作るカレンダーというのは、新月(太陽と月が同じ方向に見える日)を1日目にします。7日ごろは上弦の月、15日の夜には満月です。そういえば、まんまるい月を「十五夜の月」と言いますよね。23日ごろに下弦となり、30日あたりに月末(新月1日前)になるのです。月はこのように約30日で満ち欠けを繰り返しますから、カレンダーにちょうど良い感じですね。

この暦だと、毎月同じ日には同じ形のお月さまになるわけです。

今回のお話はちょうど七夕のころに書きました。いまのカレンダーだと、7月7日に晴れたとしても、半月だったり満月だったりと月の形がバラバラ。満月に近いころの月が出ていると、七夕の星や天の川が見えにくくなってしまいます。でも古い暦だと七夕の日は必ず半月なので、お月さまが沈むころに空高く昇った七夕の星々が楽しめるのです。

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さて、新月からスタートして次の新月になるのに、正確に書くと29日12時間44分ほどかかります。これを12ヶ月くりかえすと354日8時間48分35秒。前回のお話では、確か地球が太陽を1周するのに365日5時間48分45秒でしたから、10日と21時間、つまり約11日足りなくなります。上の図のように3回公転して3年経つと、ずれはだいたい1ヶ月ぶんになりますから、ここで「うるう月」を足してカレンダーと実際の季節とがずれないように直すわけです。

うるう月が入った1年は13ヶ月になります。例えば、今年(2012年)の4月や5月を振り返ると、下の表のようになっていました。4月21日は昔の暦で閏3月1日、なんと2回目の3月だったのです。(頭にうるうを付けて、閏3月と言いました。)閏3月が終わると4月1日がやってきます。この日は金環日食の日でしたね。確かに新月です。

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こうした古い暦は日本でもほんの140年前(明治時代のはじめ)まで使われていました。現在の12ヶ月のカレンダーに慣れた私たちには不思議な感じですね。


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さあ、お話はさらに細かくなってきますよ。今度はカレンダーではなく、もうひとつの大事な単位、「1日」です。

1日の流れを知るのに、私たちは時計を使っていますね。今はそこらじゅうに時計があるので、時刻を知るのはとても簡単です。でも、時計ってずれませんか?正しい時刻のように見えるかっこいいデジタル時計でも、気付くと何秒も進んでたり遅れたりします。時計売り場に行ってみてください。たくさんの時計が並んでいますが、みーんなちょっとずつ違う時刻ですよ。

日本では時刻を正確に刻んでくれる電波が発信されていて、それを受信して自動的にずれを直す「電波時計」も売られています。ところが平成23年3月の大震災で、日本の東側を担当する電波局が被害に遭い、福島原発の近くだったから修理にも行けず、しばらく正しい電波が流せなくなりました。大災害だけでなく、雷などのお天気によっても電波を流せないときがあるので、最新式の電波時計だからと言って正確だというわけでもありません。

では、その「おおもとの正確な時刻」というのはどんなふうに決めるのでしょうか

もともと1日の長さは、地球が自分で一周する自転の動きが元になっています。もし世界中から時計が全部なくなっても、「太陽が昇ったら朝、沈んだら夜」くらいは分かりますね。日の出と日の入りを基準にして、昼間を12、夜を12に分ければ、1日を24に分けた時間になるのです。実際にこのような仕組みの機械時計も、江戸時代に作られました。この時計はたいへんおもしろいので、いつかKUBOさんブログでご紹介しましょうね。

ところで、地球が自分で1回まわる時間を24時間と決めたまでは良かったのですが、科学が進歩して細かく観測できる時代になると、「実は地球の自転が日々ずれてる!」というショッキングなことが分かってきました。もちろん何時間もずれてしまう訳ではありません。でも秒まで観測すると、1000分の1秒くらいは当たり前のようにずれるのです。季節によっても、年によっても変わります。大きな地震でも変わってしまうのです。こんなに変わってしまうのでは、地球の自転を時計の基準にできないなぁ、ということになりました。

そこで、もっと変化の少ない方法で時間を計ることになったのです。原子時計という特殊な時計が作られ、これが世界中の時計の基準になりました。この原子時計というのは1000年経っても1秒もずれません。中には100万年経っても1秒の10分の1もずれない原子時計もあるそうです。

この時計を使うことでとても正確に1日とか1秒とかが計れるようになりました。ところが今度は逆に、時計は地球に関係なく勝手に正確な時を刻んでしまいますから、地球の回転(実際の1日)とのあいだにずれが出てしまう、という問題が残ります。私たちの生活は実際の地球の回転のほうが大事なので、地球の回転に対して原子時計がどれくらいずれたか毎日観測しなくてはなりません。

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もしずれが出たとき1秒の長さそのものを変えてしまうのでは、その度に時計を作り替えないといけません。そこで、「うるう秒」のアイディアが出てきました。地球の回転が速くなったり遅くなったりして原子時計とずれたとき、1秒そのものの長さを変えて24時間を保つのではなく、1日の長さを1秒足したり引いたりすることにしたんです。1年ごとの変化をよく見て、いつごろ1秒足し引きするか決めるのです。変えるときは1秒単位で行います。

実は、21世紀になってからだとまだ3回(3秒)足されただけです。つまり、地球は21世紀になってからの12年間で合計約3秒だけ回転が遅くなったということですね。もし回転が速くなったらうるう秒を引くということもしますが、実際にはまだ起こっていません。地球の自転は遅くなっているらしいことが分かります。

うるう秒で時計を変えるときは月末(できるだけ6月か12月)に行うという決まりがあり、2012年7月1日の午前9時に加わったうるう秒も、世界基準の時計では「2012年6月30日23時59秒59秒の次の1秒」がうるう秒という、決まり通りの調整だったんです。(日本の時計は世界共通の時計より9時間進んでいます。海外に旅行したことのある方は「時差」としておなじみですね。)

だれかがどこかですごい時計を作り、精密に太陽や地球を観測し、そしてそれをがんばって続けてくれるおかげで、私たちはとても正確に毎日を過ごせます。ぼんやり過ごすだけの毎日なら少し狂っても気にならないことだけど、飛行機であちこち行ったり、ロケットを飛ばして、また地球にもどってくるような時代だと、テキトーという訳にはいきません。例えばうるう日を計算に入れないだけで、月探査に行ったアポロの宇宙飛行士は二度と地球に帰れないのです。そう考えると、7年にわたって60億キロも宇宙を旅して地球にもどった探査機「はやぶさ」を支えた時計やカレンダーの考え方は、ものすごく正確なものだったことが分かるでしょう。

時間だけでなく、重さや長さなど生活の基本になる単位は、科学の世界でも深い歴史があります。興味があったら調べたり、自分で考えてみてくださいね。

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なかなか・・・・正確っていうのは難しいことですね。

以前、昨年の地震で、地形が変化したでしょうから、地図も作り直さないと
いけないんでしょうね。って、国土地理院の方にお聞きしたら、

測量を飛行機でやっている時、基本満ち潮か引き潮か(聞き漏らした)
どちらかでやるんだけど、やっている間に時間もすぎるので、
普段の測量も正確ってわけではないのですよ。というようなことをいわれていた
のを思い出しました。 

正確だと思っていることでも、よく考えてみると、そうでもないことや
つじつまを合わせているということがあるのかな?なんて,KUBOさんは、
思っちゃいました。

外れてたら、あっちゃん先生、コメントくださいね。

明日の実験隊には、あっちゃん先生もいらしてくださいます。(たぶん)
もし、質問したいことがったら、聞いてみてね。

って、これを今アップしても、みんなは、朝から学校だから、
読めないか。(>_<)

こんにちは、みなさん。  おもしろ!ふしぎ?実験隊です。

久々に、あっちゃん先生こと 久保庭敦男さんから、投稿がありました~。

先日ちょこっとニュースになっていたような気もする、

『うるう秒』についてです。イメージできましたか?

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うるう日とうるう秒 〜狂わない時を刻むおはなし・その1〜

2012年7月1日は、他の日よりも1秒だけ長かったのを知っていますか?午前9時ちょうどに「うるう秒」という特別な1秒が入れられたのです。

「うるう」というのは漢字で「閏」と書きます。漢字が生まれた中国では、王様が門の外に出ないで(漢字の形がそうなってるよ!)、政治をお休みした特別な日という意味だそうです。暦の分野では、いつもの時間(月とか日とか、時刻とか)に対して、長かったり短かったりする余分な時間のことを言います

有名なのはうるう年。4年に1回(西暦が4で割れる年)だけ2月29日があるよ、って小学校で教わりますね。うるう年と言っちゃうけれど、1年まるまる余分に付け足すわけじゃないから、正しくは「うるう日のある年」と言うことです。西暦が4で割れる年というのはオリンピックと同じなので、ロンドンオリンピックの今年もうるう年です。

どうしてうるう日とか、うるう秒があるのでしょう?それは、私たちの生活と、地球や太陽の作り出す周期とのずれに関係があります。このお話を2回に分けてお届けしましょう。

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私たちの生活で狂ってはいけない時間の単位がふたつあります。ひとつは1日という単位、そしてもうひとつは1年という単位です。人間だけでなく、地球の全ての生き物にとって大切なくりかえしですね。

私たちはこのふたつの単位を、時計とカレンダー(暦)によって知ることができます。でも、じゃあその時計とカレンダーはどうやって作っているのでしょう?何十年、何百年使ってもずれない時間の計り方や日付の数え方って、どういう仕組みになっているのでしょうか?

「うるう」というのは、実はその仕組みの中から出てきた考え方なのです。

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1日というくりかえしは、地球が自ら1回転する「自転」という動きが決めています。24時間経つと昼と夜とが1回ずつ過ぎて、何百年経ってもほとんどずれません。いっぽう、地球は太陽の周りを1周する「公転」もしています。この動きは春夏秋冬を作り出し、1年という時間の単位になります。

ところで、1日が365回繰り返したとき、それを1年と言い表すことはどなたでもご存じですね。これは、24×365時間で、地球が太陽をほぼ1回公転するからなのです。

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ところが正確に観測してみると、地球が完全にもとの位置に戻るためには24時間×365回では少し足りません。実はあと5時間48分45秒ほど時間が必要なのです。このずれは1日(24時間)には足りないため、私たちの生活の中では取りあえず無視するしかありません。

でも4年も経つと積もり積もって約23時間15分、つまりおよそ1日ぶんずれていることになります。1日くらい大したことないのでは?と思わないでください。約500年の間になんと4ヶ月分ほどずれることになり、もう季節がごっそり変わってしまいます。カレンダーでは元旦なのに、まだ残暑が厳しい、といったおかしな事になるのです。一人の人生だけなら気にならなくても、何百年、何千年の歴史を研究したり、物理学・天文学で正確に時間を研究するときは都合が悪くなっちゃいますね。

そこで、「4年ごとに1日増やせばいいだろう」と考えることにしました。こうすれば4年前の地球の場所近くにもどることになって、10年、20年と経過しても、地球の公転によるずれをかなり減らせますね。

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さらに正確に考えると、4年に1回2月29日を入れたら地球は約45分だけ公転し過ぎてしまうことになります。このずれは1世紀(100年)経つと18時間45分ほどになるので、今度は1世紀ごとに1日減らす(うるう年にしない)ことが必要になります。さらにこの100年ごとの調整をしてゆくと、今度は400年ごとに23時間ほど遅れてしまうので、再び1日増やす(うるう年にする)・・・という調整をします。これでも完全ではないのですが、この先は何千年ごとに1日・・・ということになるので、現在の暦のルールではそこまで考えないことにしています。

現在、うるう日は「4で割れる年はうるう日を付け足す。でも100で割れる年はうるう日を付け足さない。でも400で割れる年はうるう日を付け足す。」という、大変ややこしいルールが決められています。例えば、

 1900年・・・・・・・・・うるう年ではない(パリ)。
 1904〜1996年・・・・4年ごとにうるう年(1904年はセントルイス、1996アトランタ)。
 2000年・・・・・・・・・うるう年(シドニー)。
 2004年〜2096年・・・4年ごとにうるう年(2004年はアテネ)。
 2100年・・・・・・・・・うるう年ではない。

という具合です(括弧の中はオリンピック開催都市)。このおかげで私たちは、数十世紀続いても季節のずれが1日以内に収まる正確なカレンダーを使い続けることができるのです。

次回は「うるう秒」のお話です。

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太線は、KUBOさんが入れたのですが、最後の方は、どんどん・・・太線ばかりになり
そうだったので、やめときました。^_^;
次回にもお話が続きそうなので、待っていてね~。
でも、このルール、誰が決めたんだろう・・・\(◎o◎)/!

こんにちは、みなさん。         おもしろ!ふしぎ?実験隊です。

今日は、〇〇です。

あっちゃん先生こと久保庭敦男さんよりメールが来ましたので、お知らせしますね。
    画像:久保庭敦男氏・クリックすると大きくなります。

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早いもので、日本中が感動に包まれた日食から1ヶ月が経ちました。今日(平成24年6月21日)は、その記念日・・・? いやいやそれだけじゃない、今日はもっと有名な日なんですよ。もしかしたらカレンダーに書いてあるかな?

そう、今日は夏至(げし)です。関東では梅雨だったり台風が上陸して、このところなかなか日の出が見られませんでしたが、今朝は都合良く晴れてくれて、上の写真が撮影できました。きれいだね〜。

1ヶ月ほど前の実験隊ブログで、日食直前の朝日と月の位置を調べた写真を紹介しましたね。その時の写真と比べてみましょうか。

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どうですか?何か気づくかな?うん、朝焼けの色が違うね。湖の様子も違います。もう一声!!じゃあ、並べてみようか?

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2枚の写真をできるだけ正確に方角を合わせて並べています。これなら分かるでしょう? うん、日の出の場所が違いますね!もっと拡大したのが下の写真です。こちらも地上の景色をもとに、正確に方角を合わせてあります。

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今日、夏至の日は太陽が最も北よりにのぼってきます。この写真はだいたい北東のほうを撮影していますが、向かって左が北寄り、向かって右が南寄りです。1ヶ月ほどで、こんなに日の出の場所が変わるんですね。

太陽が真東から昇るのは春分(しゅんぶん)と秋分(しゅうぶん)の日。春分から夏至の期間は、ちょっとずつ北へずれたところから太陽が昇るようになり、一番ずれが大きい日が夏至になります。夏至を過ぎると今度は秋分までに真東の位置までもどってきて、さらに冬至(とうじ)の日まで少しずつ南へずれていくのです。

日本から見ると、太陽の昇る場所が北へずれるほど空に見えている時間が長くなります。そのおかげで昼間の時間が長くなり、気温もどんどん上がるのです。私たちはその時期を「夏」と呼んでいます。

ちょっと気が早いですが、今日を境に太陽はもう秋の準備を始めます。

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あっちゃん先生は、きっとこの画像を撮りにどこかに行かれていたのですね。

太陽は、もう秋の準備か。空を見ていると、大きさを感じ、自分の小ささを痛感したりして。!(^^)!

みんなは、これから元気な夏ですね。そうそう、あっちゃん先生も、先日の実験隊の後、こんなコメントをくれています。

こどもたちが楽しそう。実験が楽しいからでしょうね。
本当にこどもたちからは元気をもらえます。
また次回もがんばりましょう。

KUBOさんもその通り、毎回楽しませてもらっています。=^_^=

では、みんなも、空を見上げてみてね~。

こんにちは、みなさん。          おもしろ!ふしぎ?実験隊です。

金星の太陽面通過は、今一つ観察しにくかったかもしれないけど、その後の金星は、どうなっているんだったけ?先日のあっちゃん先生こと久保庭敦男さんのお話では、明けの明星になっているとか。

では、どんなふうに、移り変わっていったのか・・・

久保庭さんが、実物写真から、解説をしてくださいました。ぜひ、見てみてね。

写真・解説:あっちゃん先生こと久保庭敦男氏クリックすると大きくなります。

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太陽面通過から4日経った金星の姿です。まだ太陽にとても近く、ほっそりとしていますね。5月末の写真(下記記事のいちばん下の写真参照)と比べると、光っているのが反対側になりました。

こちら

どうしてこうなったのか、太陽との位置関係が分かるように、5月27日から6月10日までに撮った5枚の写真を、太陽を基準に正しい向きと距離に並べてみました。(金星や太陽の大きさの比率は実際と違います。)

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これを見ると、金星は太陽の左(東側)から右(西側)に通りぬけて、太陽に照らされている方向が変わったことがよく分かりますね。

もうひとつ、上下にも移動していますよ。少しずつですが、金星は下(南側)に下がってきました。実は北半球にある日本からだと、天体が南にあるほど見づらくなるんです。金星はこれから明けの明星の時期ですが、しばらくは見つけにくい期間が続きます。

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そうか、日本では、南にあるほど、見えにくいのですね。

こういった情報を知ることができると、『金星の西方最大離角』が、8月15日だとか聞いても、なんとなく様子が想像できそうな気がしてきました。タブン...

イラストではなく、実際の写真で比べてみるって、リアルでいいですね~。

 

こんどは 『人工日食』!

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こんにちは、みなさん。   おもしろ!ふしぎ?実験隊です。

金環日食でお世話になった、あっちゃん先生こと久保庭敦男さんから、「人工日食」のご紹介です。えっ!いつ起こったの?って感じですが・・・ちょっと読んでみてください。

画像・解説:あっちゃん先生こと久保庭敦男氏
画像は、クリックすると大きくなります。

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みなさん、これ何だか覚えてますか?

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そう、金環日食をピンホール投影で画用紙に映したものですね。でも、なんかビミョーに違うような・・・?実はこれ、「人工日食」なんです。映っている光は確かに太陽なんだけどネ。今日は「おもしろい!自分で作れる日食」のやり方をお話ししましょう。

まず、直径1cmくらいの丸い形に切った画用紙を用意します。クラフト用のパンチを使うと簡単ですね。切った丸い画用紙は竹ひごか針金の先にセロハンテープでとめます。セロハンテープが丸からはみ出ないように気をつけてくださいね。難しい場合はボンドや瞬間接着剤でとめちゃいましょう。あとはハガキ大くらいの画用紙を2枚。1枚は真ん中に1mmから2mmほどのピンホールを開けてください。画びょうだと少し暗くて見づらいので、ちょっと大きめの穴にしてくださいね。これで準備完了です。簡単でしょ?

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雲の少ない晴れた日に、用意したものとセロハンテープかガムテープ、それからできればカメラの三脚みたいにピンホール画用紙を動かないように固定できるもの(上写真のように使います)を持って、実験できそうな日なたに出かけましょう。時間は朝か夕方、太陽がそんなに高くないときが良いですよ。だいたい「自分の影の長さが身長の2倍」のころがいちばん実験しやすいと思います。でも太陽がオレンジ色になるほど低いと光が弱くてよく見えませんから気をつけてね。

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良く日が当たる安全な広い場所で、高い柱か壁(高さ1.5mくらいに手が届けばOK)があるところを探しましょう。その柱や壁の影が地面に長く伸びて見えるところで実験するのです。時計塔や外灯の柱などがいいですよ。危なくなければサッカーゴールとか、学校の国旗掲揚塔などもいいですね。作っておいた丸画用紙付きの竹ひごを上写真のようにテープでとめます。このとき、丸画用紙の影が地面にちゃんと映るようにとめてくださいね。手が届くぎりぎりの高さが良いでしょう。

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次に、丸画用紙の影を手に映しながら少しずつ遠ざかってみましょう。遠ざかるほど影はだんだんぼんやりしますが、ちゃんと見えていますね。1.5mくらい離れたところに三脚を立てて、丸画用紙の影がピンホール画用紙の中に見えるようセットしましょう。時間が経つと影は少しずつ動くので、高さや位置を調整できるカメラ三脚がちょうどいいのです。下写真の左は影がピンホールにちょうど当たっています。右は少しずれています。さあ、これで準備できました。

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ピンホールに丸画用紙の影があたってないときに、もう一枚の画用紙(スクリーン用)でピンホールから出た太陽の光を受けてみます。ピンホールとスクリーンを50cmから1mくらい離すと、きれいな太陽の形(像)が見えますね。

それが確認できたら、今度はピンホールに丸画用紙の影がちょうど当たるようにしてみましょう。ぼんやりした影がピンホールを包んでいるから、スクリーンには光が届かないようにも思えます。でも実は、丸画用紙、ピンホール、スクリーンがほどよい場所のとき、金環日食みたいなドーナツの光や、部分日食のような三日月形(下写真)を映すことができるんです。いろいろ試してみましょう

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ピンホールと丸画用紙との間を、「丸画用紙の直径×120」くらい(1cmの丸なら約1.2m...キッチリじゃなくて良いですよ)にすると、ほらね。金環日食みたいになったでしょう?太陽はどんどん動いて丸画用紙の影もすぐ動いてしまうので、ドーナツの光もすぐ三日月形に変化します。そのときは三脚を調節して、もういちど影をピンホールにぴったり合わせましょう。

試しに、丸画用紙とピンホールをかなり近くにすると、ピンホール画用紙に映る影がはっきりしてきますね。このとき、影がピンホールに当たっていればスクリーンには何も映らなくなります。これは「皆既日食」と同じこと。丸画用紙が太陽の光を全部さえぎってしまったのです。逆にかなり遠くにすると・・・太陽の中の丸い影がずいぶん小さくなりますね。うーんと遠くにすると金星の太陽面通過のようなのも作れるかな?実験を終わるときは、柱の竹ひごの取り忘れにご注意ね!

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丸じゃなくて、別の形だったら?もちろんできますよ!三角、四角、星型など、いろいろやってみてください。ドーナツの穴の部分が三角や四角、そして星型の影(下写真)になります。自然の日食では絶対に見られない日食を作り出すことができちゃう!

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でも残念ながら、この人工日食は実験してる場所でしか見ることができません。日本中のお友達が一緒に感動を味わえるのは、宇宙で起こる本物の日食だけなんですね。

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これなら、いつでも、日食を観察できますね。それも、いろんな形の。

ぜひ、太陽・月(丸画用紙)・自分のいろいろな相似形の間で、遊んでみてくださいね。

こんにちは、みなさん。          おもしろ!ふしぎ?実験隊です。

 

金星の太陽面通過は、いかがでしたか?

KUBOさんは、二階のベランダへ行ったり来たりしたのですが、見られませんでした。
2時過ぎにお天気になってきましたけどね。

先日お世話になった、あっちゃん先生こと、久保庭敦男さんから、報告が届きましたので、お知らせしますね。画像はクリックすると大きくなります。画像・コメント:あっちゃん先生こと久保庭敦男氏

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今日の茨城は残念なお天気でしたが、少しでも太陽が顔をのぞかせれば通過する金星が見られるかも知れません。強風と小雨のなか、庭先に望遠鏡をセットしておきました。通過し終わる約50分ほど前、雲がだいぶばらけてきて、チラチラと太陽が見えてきました。雲の流れに合わせてカメラのシャッターを切ります。500枚ほどの中から、どうにか通過の様子が分かる写真を拾い出しました。

<1>第3接触の約45分前

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第3接触(だいさんせっしょく)とは、金星が太陽の縁に内側からくっつく瞬間のことです。前半は台風の雨雲で全く見られませんでしたが、太陽から出て行くところを追いかけられそうです。


<2>第3接触の約5分前

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金星はだいぶ太陽の縁に近づきました。なかなか雲間がなくて、心配しながら空を見守ります。


<3>第4接触の約5秒前

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太陽の縁から、もうすぐ金星が外へ出て行くところです。矢印のところがほんのちょっとへこんでいるのが分かるでしょうか?

 

こうして、金星は無事太陽を通過し終えました。昨日まで「宵の明星」だった金星は、明日以降「明けの明星」として、明け方の空に見えるようになります。7月中旬頃まで、金星は明け方東の低空で木星と並んできれいです。8月にはずいぶん高く昇るので、早起きの人の目にとまるようになります。

8月14日には月にかくされる「金星食」が見られます。その後も土星や水星などと近づいたりしながら、クリスマスの頃にはだんだん低くなってゆきます。ふたたび夕空で目に付くようになるのは、来年のゴールデンウィークを過ぎた頃でしょう。

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KUBOさんは、金星食っていうのが、とってもきれいなんじゃないかな?と期待しています。もう、次の話題ができましたね。

今朝、テレビで、金星の太陽面通過の画像を見ながら、司会者の人が、「金星ってふつう見えないですよね。感激ですよね。」って言っていたけど、宵の明星や明けの明星として、明るく、輝いていますよね。

KUBOさんに、いろいろ教えてくださる方が、今回の金環日食などで、ピンホール投影機を使った情報をお聞きになって、ピンホールカメラは、日食のときにだけ使うものではないのだけどな~。といわれていました。なるほどですよね。『日食メガネ』というのも違うんじゃないかな?って。そうですね『太陽観察メガネ』とかでしょうね。

金星も、太陽面を通ったから見えたのではなく、夕方きれいに光っているのは、金星だったりするんだってことも、つなげてほしいですね。

今回のあっちゃん先生の、『昨日まで「宵の明星」だった金星は、明日以降「明けの明星」として、明け方の空に見えるようになります。』という解説は、まさに、つながっているって感じがします。

いつもありがとうございます。

 

こんにちは、みなさん。    おもしろ!ふしぎ?実験隊です。

昨日は、部分月食。そして、明日は金星の太陽面通過ですね。

金星の太陽面通過については、こちらからどうぞ。

http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2012/05/post-164.html

昨日の部分月食はいかがでしたか?KUBOさんの、報告は昨日終わったのですが。。。先日の金環日食で、来ていただいた、あっちゃん先生こと久保庭敦男さんが、情報を送ってくださいましたので、ご報告しますね。

すべてクリックすると大きくなります。画像・コメント:久保庭敦男氏

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19:20から21:25までの、5分おきの連続写真

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中央、ちょっと月が雲で暗くなってしまった2、3個左下が、食の最大(20時過ぎ)です。形が変わっていく様子が、何となく分かりますか?

19:50の拡大写真

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今回いちおう撮れたもののなかで、一番食の最大に近い写真です。(もっと近いものもあるけど、雲多すぎで画像処理断念。)

上記から約50分後の、20:39の拡大写真

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月の向きは揃えてあるので、影の位置が変わったのが分かります。


いっぱい撮ったけど、雲越しだから・・・。

月食中、ずーっと「月の内暈」と「月の上部タンジェントアーク」が見えていました。

「月の内暈」と「月の上部タンジェントアーク」

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そのほか、「月柱」と「弦月環」もうっすら写っています。月中心に「+型」に光が伸びています。縦方向が「月柱」で、横方向が「弦月環」です。淡いですが、目でもいちおう見えました。

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なかなか、シビアな状況だったようですが、さすがに、ネタになる写真をしっかり撮ってくださいましたね。ありがとうございます。

確かこれらの画像は、霞ヶ浦(茨城県)のほとりで撮られたようです。空の状況もシビアだったようですが、地上では、ユスリカとも格闘されていたようです。

明日の金星の太陽面通過は、どうでしょうね。

みなさんも安全に観察してくださいね。

月食はいかがでしたか?

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こんにちは、みなさん。

部分月食』はいかがでしたか?以前の解説は、こちら
http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2012/06/64.html

KUBOさんは、見えないな~。 なんて思っていたら、FBで同じ市内で見えているようなことを言われている方がいらしたので、あわてて外に出たら、雲越しに、丸くないお月様がぼんやり見えました。゙☆⌒o(*^ー゚) オッケー♪ありがとうございます。!(^^)!

P1100504

こんな画像で、申し訳ないですが、KUBOさん的には、あきらめていただけに大満足。
ワーイ!!\(o ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄▽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄o)/ワーイ!!

下を見ると、暗い中に、白いホタルブクロが目立っていました。

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暗いところでは錐体がよく働きます。別のところに書いたのですが、こちらに解説が。。。
http://rikatanrikatan.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-c0e8-5.html
ってこれは、下から上に撮ったのですが・・・(^○^)

6月6日の金星の太陽面通過も、うまく観察できそうな気がしてきました!情報は、こちらです。
http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2012/05/post-164.html

きっと、あっちゃん先生こと久保庭敦男さんは、月食観察できたと思いますので、お話が伺えたら、アップしますので、待っていてね。

こんにちは、みなさん。             おもしろ!ふしぎ?実験隊です。

先日のコンニャク
http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2012/05/post-163.html
の続きとか、他にも、いろいろあるのですが、なかなか、アップできずにすみません。

こんな調子ですが、以前来ていただいた、あっちゃん先生こと久保庭敦男さんは、しっかり6月4日の『月食について』、解説を送ってきてくれました。

6月6日の『金星の太陽面通過
http://tsukuba-ibk.com/omosiro/post-5.html

をお知らせしていたのですが、その前に、月食もあるのですね。なんだか、最近は、天文関係で、わくわくがいっぱいですね。

下記の解説と画像は、あっちゃん先生こと、久保庭敦男氏:画像はクリックすると大きくなります。

あっちゃん先生の記事は、右の検索窓に『あっちゃん先生』と入れてください。下記に出てくる『スーパームーン』についても解説があります。

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日本中が感動に包まれたあの金環日食から2週間。2012年6月4日に今度は「月食」が起こります。月は約30日ほどで地球をひと回りしますから、そのひと回りの新月と満月それぞれで日食と月食が起こるというわけですね。そういえば、スーパームーンからも1ヶ月経ちました。

今年のお月さまは大忙しのようです。

月食というのは満月が「地球の影」に入り込む現象で、1年に2、3回くらい世界のどこかで見られます。今回は月の3分の1ほど影に入る「部分月食」。それでも日本全国のこどもたちがまだ起きている時間に見える現象ですから、ぜひ楽しむことにしましょう。(下写真は2010年元旦の部分月食。)

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ところで当日、地球の影はどのあたりにあるのでしょうか?影だから見えないのですが「さそり座」という有名な星座の近くです。下図の矢印で示したあたりが影の場所です。もちろん夜空の中でこれは全く見えませんが、ここを月が通って月食になることで、はじめて影があると分かります。

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影が二重になっていますが、これは昼間わたしたちの影の縁がぼやけるのと同じ理由です。外側の薄い影は半影(はんえい)、そして中の濃い影は本影(ほんえい)と言います。半影の幅は満月がすっぽり入るくらい、また本影の大きさは月の2.7倍ほど。星座と比べると、ずいぶんちっちゃいですね。

月が半影に入ってもほとんど暗くなったように感じませんが、本影に入るとかなり暗くなり、赤暗い不気味な感じになります。ちょうど半年前の2011年12月に満月が全部本影に入ってしまう皆既月食(かいきげっしょく・下写真)を見た方もいらっしゃるでしょう。

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6月4日、太陽が沈むのは午後6時53分ごろ。このとき地球の影は太陽と正反対の地平からさそり座と一緒に昇ってきます。日が沈んですぐには暗くなりませんから、「かなり暗くなった」と感じる夕暮れ時(午後7時30分ごろ)にやっと星々が見えてくるでしょう。

じゃあ、そのときお月さまはどこ?どれくらい待ったら月食が始まるのかな?

なんと実は今回の月食、日が沈む前から始まっているのです。東の空に月が昇るのは午後6時45分、日が沈むほんの少し前ですね。このときすでに月は半影の中までやってきています。そして日が沈んで10分もたたないうちに本影のなかへと進んでいきます。

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つまり、今回は月の出すぐ地面すれすれで月食が始まり月食が終わるまで月はそんなに高く昇りません。観察する場合は上写真(2005年4月の半影月食)のように南東の空がよく開けた場所で行ってくださいね。月食がいちばん深まるのは午後8時過ぎ、そして終わるのは午後9時7分ごろです。さらにその後、午後10時20分前にやっと半影の外に出ます。

そろそろ梅雨の季節ですが、雲間からでも月食が見えたらじっくりと観察してくださいね。

(※掲載した時刻は東京での計算です。月食の時刻は全国どこも一緒ですが、日没や夕暮れ時刻は地方によって変わります。)

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あがってきたときの月や太陽っておっきく感じますよね。なんだか楽しみになってきましたね。

日食同様、てるてるぼうずを用意しておいてね。

 

こんにちは、みなさん。                            おもしろ!ふしぎ?実験隊です。

このところ、空の情報をいろいろ教えてくださっている、あっちゃん先生こと久保庭敦男さんが、、『6月6日の金星の太陽面通過』について詳しくお知らせしてくれたので、ご紹介しますね。

ここからの写真と解説:あっちゃん先生こと久保庭敦男氏
写真は、クリックすると大きくなります。

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日が沈むと、まだ空が明るいのに西空にかがやきだす一番星。昔の人が宵の明星(よいのみょうじょう)と呼んだその星は金星です。金星は地球にいちばん近い惑星で、太陽を回る道のりは地球よりも内側にあります。明け方の東の空に見えることもあり、そのときは明けの明星と言われますね。(下写真は明け方の金星。すぐ下に一緒に光ってるのは木星です。金星のほうが明るいね!)

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金星は太陽との位置関係から、月と同じように満ち欠けをします。最も大きく見える時期は太陽系最大の惑星である木星よりも大きく見えるほど。なんと、小さな双眼鏡でも形が分かります。

じゃあ、いつごろ大きく見えるのでしょうか?それはもちろん地球に近いとき、つまり、金星が地球と太陽のあいだを通っていく時期です。でも、太陽のすぐ近くに見えるわけですから、夕方でも明け方でもない、昼間の青空のなかで探すことになります。ちょっと難しそうですね。

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そういわれるとやってみたくなっちゃうのがあっちゃん先生。上の写真は2006年1月12日、太陽を通り過ぎるわずか1日前の金星の姿です。(実際は青空のなかの写真なのですが、そのままだと金星がほとんど見えないから背景を暗くしてあります。)三日月形というよりもさらに細くてビックリしちゃいます。せっかく見かけが大きい時期なのにこう細くては、広い砂浜に落としたぬい針を見つけるようなもの。

P3

せっかくだから、太陽近くを通ってゆく金星がどんなふうに形を変えるか、連続で見てみましょう。2006年始め頃の写真です。2006年1月13日がいちばん太陽に近い日でした。こうしてみると、「2006.1.12」って書いてある右下辺りに太陽があって、照らされているほうが光っていることがよく分かりますね。

見かけ上、金星は太陽のすぐ上かすぐ下の空を通り過ぎます。でも、ピッタリ太陽を横切ることはなかなかありません。たまたま太陽を横切るとき、「金星の太陽面通過」という現象になります。そう、6月6日に見えると話題になっているものですね。このときの金星は他のどの時期より大きく見えるわけです。

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2004年6月8日にも金星が太陽の前を通ったことがあります。残念なことに九州から東北南部の全域で前日までに梅雨入りしてしまい、お天気が良くありませんでした。上の写真はそのとき雲間から撮った貴重な1枚。晴れていた北海道などはたくさんの観察報告があり、金星が太陽につつまれたままの日没も見られたようです。今回は梅雨入りちょっと待ってほしいよね!

太陽面通過のとき金星は太陽の光の中にいますから、丸い影に見えます。大きさが違うけれど、ちょうど日食のときのお月さまと同じですね。ミニミニ日食と言えるでしょう。明星という美しい呼び名はどこへやら、ちょっと不気味な金星ですね。当然、まぶしいので直接目では見えません。日食観察と同じ方法で、注意して観察する必要があります

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2012年6月6日の太陽面通過では、金星は6時間以上かけて小さな太陽をのんびり横切ります。今回は太陽に入ってから出て行くところまで全部見ることができるんですよ。日本全国で見える時刻や位置にほとんど違いはなく、だいたい朝7時10分に始まり、午後1時47分ごろに太陽から出て行きます。いちばん太陽の中心に近いのは10時30分ごろになります。なお上の予想図は上方向が天の北極(北極星の方向)を向いてる図なので、実際の金星の影は左や右に回転した位置に見えます。

どうして日食と比べて2倍も時間がかかるかというと、金星が月よりずっと遠くにいるためです。実際の金星は平均で1秒あたり35kmも移動する猛スピード(日本縦断がわずか1分半!)で動いていますよ。

太陽面通過を前に、いま金星はどこにいるのかな?そう思って、通過の10日前に青空のなか探してみました。いたいた、太陽を手のひらでかくすと、一緒にかくれちゃうくらい近い!こんなに近くだと空がまぶしいし、ちょっとでも雲があると見えません。でもがんばって写真を撮ってみました。5月27日午後4時頃の金星です。

P6

だいぶ細いでしょう?もうすぐ太陽に到着しそうだって分かります。できれは通過後も撮ってみたいのですが、もしかすると梅雨に入っちゃってるでしょうか・・・。6月6日は晴れるといいですね。事前に朝7時から午後1時のあいだちゃんと太陽が見える場所を調べておきましょう。それから日食観察メガネの使い方、もう一度思い出してね。メガネをしないで太陽を見てはいけませんよ。すでに7月と同じ太陽の高さですから、熱中症や日焼けにも注意してね。

今回のお話は下の記事もあわせて読んでください

http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2012/05/post-161.html

金環日食はこれから何回もチャンスはあるけど、金星の太陽面通過は今回がいきなり一生に一度のラストチャンス。思い出に、ひと目で良いから観察しておきましょう

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先日の金環日食と比べて、イマイチ、地味だなと思っていた、KUBOさんですが、今年を逃すと、あと、105年間はないらしいのです。w( ̄Д ̄;)wワオッ!!

一応お知らせしておきますと...次回は

  2117年12月11日 (〃´o`)=3 フゥ

後おまけで、水星の太陽面通過だったら、

  2032年11月13日(30年後)のようです。(。・x・)ゞラジャ♪

も一つおまけで、金星食

  今年の8月14日に起こります。φ(・_・")メモメモ

  実はこれは魅力的なんじゃないかな?と思っているのですが・・・ヘ(ё_ё)ノ ワーイ

  後、6月4日は部分月食でしたね。(* ̄0 ̄)/ オゥッ!!

ぜひ、安全に気を付けて、楽しい観察をして、報告してね。

 

5月26日の、環水平アーク
http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2012/05/526.html
をミツバチ偏光板36分割
http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2012/05/36.html
で見てみました。

 

縦(頂点)と横方向では、虹色の濃さが違うのがわかりますか?

実は、ミツバチ偏光板をこういう風に使えばいいんだなと気づいたのは、
虹が薄くなってからだったので、上記の動画は、イマイチなのです。

ってことで、写真を撮っています。

薄い方向と

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ふつうの方向

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偏光板は、90度傾けています。

今回の虹色は、空にある氷の結晶のスクリーンに反射して、こちらに見えているのだから、
偏光になっているのだと思います。それで、偏光板をその光を吸収する方向に
すると、見えにくくなるのだと思います。

あっちゃん先生によると、普通の虹は、偏光版で、消えるのだそうです。
どうしてかな?また、教えてもらったら、アップしますね。

===

【追加情報】

こちらに、虹を偏光板で消したものをアップしています。

http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2012/06/post-181.html

===

今回、太陽がまぶしくて、また、環水平アークの底辺部分がどこか偏光板を通すと
見にくかったので、ミツバチ偏光板を上手に使うことができませんでした。

===========
【追記の訂正】上段で底辺部分がどこかわからなかったと書いていますが、最初に
書いているあっちゃん先生の解説では、環水平アークが湾曲して見えるのは、
錯覚だと書いてありますね。ってことは、底部はないのかもしれません。次回見
たときは、ちゃんとチェックするぞ~!
===========

次回見つけたときは、絶対うまくとって、みんなにお知らせするね。

って、今回の環水平アークは、とっても珍しかったようだから、ちょっといつになるか
不安だな~。(>_<)

こんにちは、みなさん。          おもしろ!ふしぎ?実験隊です。

5月26日、つくばや土浦で、虹が見えませんでしたか?
なんだか、ちょっと不思議な虹でした。KUBOさんが撮ったのは
こんな虹。

P1100507 - コピー.JPG

普通の虹と比べてさかさま。そして上の方にもなんか見えますね。

環水平アークというのだそうです。KUBOさんはよくわからなかったので、
早速先月の実験隊に来てくれた、あっちゃん先生こと久保庭敦男さん


久保庭さん発の、金環日食の御話は、こちら
http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2012/05/post-160.html
久保庭さんの金環日食の写真やコメントはこちらの毎日新聞週刊茨城ニュースで
掲載されたようです。新聞の方では写真入り。=^_^=
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20120526ddlk08040041000c.html


にメールして
みました。あっちゃん先生も、外に出てびっくりしたらしく、
早速2時間かけて、日焼けしながら、撮影してくださったようです。

それで、解説と画像を送ってくださいました。

きれいな画像と一緒に、読んでみてください。
ここからの写真と解説:あっちゃん先生こと久保庭敦男氏
写真は、クリックすると大きくなります。

===========================

5月26日に水平虹と呼ばれる不思議な虹が見えました。
関東地方のかなり広い範囲で、長い時間見えたようです。

虹と一言でいうと、ほとんどの人はお天気雨のとき太陽と反対の空に見える、
あの虹を思い浮かべるでしょう。
雨粒がつくるあの虹主虹(しゅこう)といいます。
でも、空に見える虹は主虹だけじゃありません。なんと、太陽と同じほうの空にも、
色々な虹が現れる
のです。たくさんの空の虹の中からいくつかご紹介しましょう。

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・・・と、その前に、どの辺りに見えるのかをブログで説明するのはなかなか難しい
ので、ひとつ単位を作りましょう。みなさんの腕を空に向かっていっぱいに伸ばし、
手のひらをピンとひろげたとき、親指から小指の先までを1ハンドって言うことにし
ましょう。子どもでも大人でも、この幅は見かけの角度がだいたい20度くらいに
なります。実際に観察するときは太陽光に十分注意してください。

それから、虹の見え方はお天気に左右されます。以下の写真は見やすいように
色合いや明るさを調整していますが、実際の見え方は写真の通りにはいきません。
一部しか見えないこともしょっちゅうです。それを頭に入れてからお読みくださいね。

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<1>暈(かさ)

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太陽に薄雲がかかっているような天気の日に、太陽をぐるっと囲むように現れます
正しくは内暈(うちかさ/ないうん)、または22度ハロと言います。太陽からほぼ
1ハンドの半径ですね。内側が赤っぽく見えますが、たいていその外側は白っぽくて、
主虹のようにきれいな色ではありません。それでも条件が良い日はなんとなく虹の
色並びに見えることがあります。空を見ている人は暈をしょっちゅう見かけるでしょう。
上写真のように良く晴れて雲が見えないような空でも現れることがあります。

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<2>幻日(げんじつ)

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内暈の左右にくっつくあたり、ちょうど太陽と同じ高さのところがとても明るく光る
ことがあります。それは幻日です。太陽側が赤く、外側は白く見えます。これも条件
がよいと青っぽい色まで分かれて見えることがあります。内暈に近い場所ということ
だから、太陽からは1ハンドほど右か左を探せばよいのです。片方だけ見えること
のほうが多いかも知れません。この写真は左側の幻日です。幻日からさらに左へ
光がのびていますが、これは幻日環という別の現象です。

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<2>光環(こうかん)

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雲が形の定まらない虹色に色づいて見えるのを、まとめて彩雲(さいうん)
と呼びます。ところが、上写真のように太陽のすぐ近くできれいな虹の環
なることがあります。これが光環です。とてもきれいですが、太陽をしっかり隠して、
さらに雲のまぶしさも和らげないと観察できません。現れているのにまぶしくて
見えない、観察がむずかしい現象です。
春先には下写真のような雲ひとつない青空に光環が見えることがあります。
これはみなさんを悩ませるスギ花粉が原因の光環です。この光環が見える日は
ティッシュが手放せないでしょう。

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<3>外接ハロ(がいせつはろ)

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むずかしい名前が出てきましたね。上の写真をぱっと見ると、「内暈だね」と思って
しまいますが、よく見ると暈の左右は太陽を囲む丸ではなく、左右に伸びています。
これが外接ハロ
です。外接ハロは横に伸びた丸のように太陽を囲みます
太陽が低くなると上部タンジェントアークという別の名前の虹に変化します。
上と下は内暈とくっつくので、太陽から上下1ハンドくらい、という位置です。

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<4>環天頂アーク(かんてんちょうあーく)

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これはきれいですね!でもみなさんの虹のイメージと違うでしょう?そう、上向きに
曲がって
いますね。だから「さかさ虹」なんて言われます。天頂とは空のいちばん
高いところ。この虹は太陽から上のほうに約2ハンド離れた場所に現れます。
下写真は同じ環天頂アークですが、ずいぶん上写真と違いますね。実はこの
アーク、太陽の高さによって形や幅が変化します太陽が高いほど小さくて
幅が太く、そして淡くなります。下はこの虹のもっとも高いころの貴重な写真

ずいぶんと急カーブです。頭の上に見える虹ですから、せっかくきれいに
見えているのに気づかれないことが多いのです。

p07.jpg

line.jpg

<5>上部ラテラルアーク(じょうぶらてらるあーく)

p08.jpg

またアークという呼び名が出てきました。太陽から約2ハンド上のほうに現れる
たいへん大きな虹です。上の写真中央やや上に見えている淡い虹がこのアーク
です。(中央やや下の明るい虹は内暈と上部タンジェントアークですね。)2ハンドと
いうと環天頂アークと同じ位置ですが、こちらは下向きに曲がっているので区別が
つきますね。下写真のように両方いっぺんに見えることもありますよ。

p09.jpg

line.jpg

<6>環水平アーク(かんすいへいあーく)

p10new.jpg

5月26日に多くの人が目撃した虹です。横にのびているから、水平虹とも
呼ばれます。太陽から約2ハンド下のほうに見えますよ。どんなに長くても
横方向に5ハンド以上のびないのですが、この日の環水平アークはその
ギリギリまでのびきっていました
。こういうチャンスはとても珍しいことです。
一部の地域では、この虹にくっついた下部ラテラルアークという別の虹も
見えたようです。
環水平アークを観察したり写真に撮ると曲がってるように
感じますが、これは錯覚です。実際に計るとどの部分も地面からの高さが
一緒です。

line.jpg

どうでしたか?いろいろな虹がありますね。どこに見えるかは決まって
いるので、探してみてください
。お出かけのときにカメラを持っていくと良い
ですね。カメラで撮る場合は太陽光が直接画面に入らないように工夫
しましょう。カメラレンズが作るゴーストとよばれる別の虹が、空に関係なく
映っちゃいますからね。

ここに紹介した虹は氷の粒がつくる虹です。
「じゃあ、暑い夏や南の地域では見えないの?」って思っちゃいます
よね?でも氷の粒は空の上のほうに浮いています。
よく天気予報で「日本上空にマイナス20度の寒気が・・・」などと言って
ますが、夏でも南国でも、空の上は氷だらけなのです。
(あっちゃん先生は沖縄でも暈や幻日を見ています。)

紹介した以外にもまだまだ虹はあります。みなさんがステキな虹に出会えますように。

                          文・写真:あっちゃん先生

chart.jpg

・環天頂アーク、ラテラルアーク、外接ハロは、太陽の高さによって形が変わります。
また幻日も微妙に位置が変わります。この図はおおよその目安として見てください。

・太陽の高さによって見えない現象があります。例えば、環天頂アークは太陽が
約32度より下、環水平アークは約58度より上でないと見えません。

・どんな条件でどう変化するのかは、みなさんご自身で調べてくださいね。

                           byあっちゃん先生(久保庭敦男)

=====

なんだか、ちょっと物知りになったような気分。=^_^=

今度虹を見つけたら太陽に対してどの辺に見えているかで、観察してみてね。
太陽を直接見ないようには、気を付けてね。

5月26日の環水平アークをKUBOさんは、あっちゃん先生に頂いた、
ミツバチ偏光板36分割
http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2012/05/36.html
を使ってみてみました。
それは、別にこちらでご紹介しています。
http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2012/05/526-1.html

金環日食その後

| コメント(0)

こんにちは、みなさん。    おもしろ!ふしぎ?実験隊です。

先日の金環日食のときに、実験隊のマークを撮った画像を載せましたが、

P1100354-1.JPG

今日撮ったら、どうなるでしょう?ってことで、5月24日7時30分に撮ってみました。

P1100447.JPG

やっぱり丸いんですね。

最初の画像をどうやってとったかは、こちらに書いています。
http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2012/05/post-159.html

上記では、アップしていなかったのですが、ちっちゃな鏡で、こんなものもとって
遊んでいました。

P1100368.JPG

後ろが、クーラーの室外機なので、おおよその大きさがわかるよね

ってことで、これだけ大きく映れば、金星の太陽面通過も、ちゃんと見ることができる気がします。

金星の太陽面通過って、なんだか、地味なんだな~。と思っていたのですが、
次回は105年後だとか。ぜひ、今回の日食観察グラスは捨てずに、封筒などに
入れてちゃんとしまっておいて、観察したいですね。

こちらで、太陽の金星面通過について、書いています。

http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2012/05/post-161.html

次回の東児童館での実験隊(6月18日)は、今日ご紹介した、ピンホールを利用して、
カメラを作ります。その時は、レンズも使うので、像がはっきり見えますよ。

楽しみにしていてね。=^_^=

こんにちは、みなさん。     おもしろ!ふしぎ?実験隊です。

日食を楽しもう!からずっとお世話になっている、あっちゃん先生こと

久保庭敦男さんから、

6月6日の金星の太陽面通過について、メールが来ましたので、

お知らせしますね。もちろん、日食グラスは、捨てずにとっていてね

画像は、クリックすると大きくなります。

===================

ミニミニ日食『金星の太陽面通過』を見よう

5月21日に日食フィーバーがあったばかりですが、6月6日(水)に、
今度は金星の太陽面通過(たいようめんつうか)が全国的に見られます。
日食観察と同じ方法で観察できますので、ご案内しますね。

日食はみなさんの住む地球と太陽との間を月が通り、太陽が少しの時間
見えなくなっちゃうできごとでした。でも太陽と地球の間を通るのは
お月さまだけじゃありません。雲や鳥、飛行機だって通るし、みなさんが
うっかり手を離した風船が通ることもありますよ。
最近では国際宇宙ステーションが太陽を横切るのも見られます
p1_090126_1424ISStransit.jpg
では、月以外の天体はどうでしょうか?地球より外側を回る火星や木星など
外惑星」と呼ばれる惑星は、地球と太陽の間に来ることは絶対にありません。
でも水星と金星(内惑星)は太陽と地球の間を一回りするたびに通りますから
ミニミニ日食』を起こす可能性がありますね。水星や金星が太陽と重なって
見える現象を「太陽面通過」または「日面通過」と言います。日食と違い、
夜でなければかなり広い国々で見ることができます
p2_040608venus.jpg
金星について実際に調べてみると、一回りのたびに重なるわけではなくて、
2004年6月、2012年6月、2117年12月など、ごくたま~に
重なることが
分かります。上の写真は2004年6月8日に撮ったもの。
金星が巨大ホクロのように見えていますね。

金星の太陽面通過はおおよそ8年、105年半、8年、121年半、という
変な間隔でくり返すようです。日食は世界的に見れば毎年どこかで2、3回
見えますが、金星の太陽面通過は世界的にもこの変なくり返しでしか見えま
せんから、とても珍しいできごとなのです。日食ほど派手な見え方ではない
ですが、ぜひ6月6日の通過を見ていただきたいです。
p3_venus_transit.jpg
では、どうやって観察したらいいのでしょうか
上の写真は、2004年の通過の写真と、今回の金環日食の写真を重ねた
ものです。ほら、金星の見かけの直径はリングの幅と同じくらいですね
つまり、今回の日食でリングが見えた方法なら、金星の影も確認できるん
じゃないか!?ということです。

日食観察メガネで金色リングが見えた人、ピンホール投影や手鏡でリングが
映った人、そういう方法で観察ができそうですから、試してみてください

どこまで簡単な方法で見えるのかやってみるのもおもしろそう。

下の写真は2003年10月に大きな黒点が出たときのもの。これくらい
大きいと観察メガネで直接見えるので「肉眼黒点」と呼ばれます。たまたま
窓ガラスを覆うブラインドのすき間から映った木もれ日のなかに、黒点の影を
見ることができました。金星の影はもっと大きくはっきりしていますから、
葉っぱの木もれ日でも見えるかも知れませんね
p4_031030sun.jpg

p5_031030spot.jpg

手作りの道具だと見えなさそうで心配という人には、道具の性能を上げる
工夫をお勧めします。ピンホール式の場合は、針穴をできるだけキレイな丸に
開けましょう。像が暗くならないギリギリまで穴を小さくすることも大切です。
手鏡で映す場合も同じです。丸く切り取る穴を小さめにして、きれいな丸型に
するとよいでしょう。事務用の二穴パンチなどが使えそうです。
たのしい観察の用意をしてくださいね。

最後に「水星の太陽面通過」の写真を載せておきます。2006年11月の
できごとでした。水星はどこかな?次に水星の通過があるのは2016年と
2019年
ですが、両方とも日本は夜の時間帯なので見られません。日本で
見られる通過は2032年11月13日、約20年後
になります。
p6_061109_0820_mer.jpg

コメント・画像:あっちゃん先生こと久保庭敦男氏

===================

金星の太陽面通過って、なんか地味!って思っていたのですが、
   金星の太陽面通過はおおよそ8年、105年半、8年、121年半、
  
という変な間隔でくり返すようです。日食は世界的に見れば毎年どこか
  で2、3回見えますが、金星の太陽面通過は世界的にもこの変なくり
   返しでしか見えませんから、とても珍しいできごとなのです

だったのですね。びっくり。今回は、KUBOさんは、鏡を使ってやってみようかな?
と思っています。みんなも、ぜひ、準備しておいてね。

 

こんにちは、みなさん。    おもしろ!ふしぎ?実験隊です。

先日、東児童館で、日食のお話をしてくださった、
http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2012/05/20120514-1.html
あっちゃん先生こと久保庭敦男さんから、日食のことで画像と、
コメントをいただきました。

どうぞじっくりご覧くださいね。
画像はクリックすると、大きくなります。

【追記】ここから

また、下記の画像の2倍大きく見られて、ご利用もいただけるサイトも
お知らせいただきました。つくば星の会さんのサイトです。
http://www.asahi-net.or.jp/~hw9a-kbnw/thk/eclipse120521/eclipse120521c.html
後日部分食の時間帯の画像も追加予定だそうです。
【追記ここまで】

ヽ(゚▽゚)(゚▽゚)o∠※PAN!。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚★゚'・:*

みなさんのところでは日食見えたかな?KUBOさんのピンホール写真、
おもしろいね。動き回らずに観察していた人は、意外に暗くなったり、寒く
なったことを感じたんじゃないかな?(あっちゃん先生がいたところでは
気温が6度も上下したよ!)
たくさんのお友達が、日食メガネの観察だけじゃなくて、色々な方法で
実験してくれてたらうれしいです。

あっちゃん先生は茨城県の北のほうで日食を見ました。晴天に恵まれて
とてもきれいな日食が見えましたよ。さっそく、一番いい写真からご紹介。
月と太陽がもっとも近づいたときの写真です。よく見ると右下の黒点や
左の白斑(はくはん)なども確認できます。

120521eclipse2_1.jpg

それから、月の影が太陽の縁にくっつきそうなときに見える「ベイリーズビーズ」の
写真がこれです。くっついているところの光が「とぎれとぎれ」
になっていますね。切れているのは、そこに月の山があるからなんです。

120521eclipse3_1.jpg

120521eclipse3_2.jpg

忙しい撮影の合間に、いくつか実験もしました。
まずピンホール式太陽投影機。下記に紹介したものです。

http://www.asahi-net.or.jp/~hw9a-kbnw/thk/eclipse120521/eclipse120521b.html

金環日食、ちゃんと投影できるかな?と思ってやってみたら、こんなに
きれいに映ってくれました。

p10.jpg

それから実験隊でもやりましたが、小さな穴をあけた画用紙を手鏡に
貼って、日食の光を反射させてみましたよ。おお、これも形がはっきり
映りますね。穴はくまちゃんの形にしたのに、映ったのは太陽の形です。

p11.jpg

お菓子のクラッカーも穴があいているからやってみましたよ。そしたら・・・

p12.jpg

ほかにもいろんなお菓子で試しました(笑)。もうひとつ、みなさんは
自分の影にも日食の形が見えていたの、気づいたかな?体の影も木もれ日の
ようにすき間や細長い穴になっているところがあります。そこに日食の形が
いっぱい見えてたんです。下の写真の黄色い矢印のところははっきりとした
三日月形が見えますね。

p13.jpg

いろいろ楽しい見方ができる日食なのでした。次に関東地方で日食が見える
のは2016年3月9日10時過ぎ~12時すぎの部分日食。今回みたいに
たくさんは欠けないけれど、楽しみに待っていましょうね。おもしろい実験
考えておいてね。

ところで今回あっちゃん先生がいたところでは、日食以外にもおもしろい
ものがいっぱい見られました。これも太陽がないと見られない、ふしぎな
虹の光。むずかしい言葉では「気象光学現象」と呼ばれます。今回見えた
ものを名前だけ書いてみると、「幻日」「上部タンジェントアーク」
「下部タンジェントアーク」「ラテラルアーク」「環天頂アーク」
「環水平アーク」「内暈」。何のことかさっぱり分からない!っていう人も、
「ほら、あそこに虹が出てるよ」って指させばすぐ見えるような光です。
幻日の写真だけご紹介しますね。

p14.jpg

こんなにいっぺんに見えることはほとんどないので、ビックリしてしまいま
した。日食とは関係ない現象だけど、日食と一緒にとても楽しめました。
空はおもしろいことがいっばい!       文・写真:あっちゃん先生

|´▽`)ノ☆。・:*:・゚'★,。・:*:・'。・:*:・゚'★,。・:*:・゚'☆

みんなは、どうでしたか?コメントくださいね。

ちなみに、次回の東児童館の実験隊は、

6月18日(月)『ピンホールカメラをつくって、見てみよう!』です。

日食のときに作った、ピンホール投影機、覚えているかな?窓を見たら、きれいに

景色が映ったね。これにレンズをつけると、もっとよく見えるようになります。

その工作もしようと思っています。

ぜひ来てね。

保護者の方へ。18日の実験隊は、『理科の芽隊』の活動でもあります。

どうぞ一緒に遊んでみませんか?

理科の芽隊については、右の検索窓に『理科の芽隊』と入れて、検索してみてください。

こんにちは、みなさん。       おもしろ!ふしぎ?実験隊です。

金環日食はいかがでしたか?

金環日食の素晴らしい写真は、きっと、先日日食を解説してくれた、
あっちゃん先生やほかの方がご紹介くださるので、今後ゆっくりご紹介して
いきますね。

KUBOさんがやった、木漏れ日やピンホール投影機を使って、デジカメで撮った
写真をまずはご紹介しますね。

デジカメの光量等をもう少し勉強しないといけなかったかなと思いますが・・・。

用意したのは、こんなもの。

P1100406.JPG

確か、7年前の部分日食のときに作っていた箱です。当時は、これをかぶって、
日食を見るようにしていました。今回は、横に開けた三角の窓にデジカメのレンズを
くっつけて、中を撮影。こんなものが映ります。

P1100354-1.JPG

実験隊のマークですが、右が切れてて、どうしたてかな~。と思っていたのですが、
カメラを抑える左手が、ピンホールを隠していたんですね。(ー_ー)!!

他には、こんなものも。

P1100391.JPG

木漏れ日です。こちらは、金環日食が過ぎて、しばらくしたもの。
半円になっていますね。

物干しざおに、昨日お庭の木を切ったので、それを乗っけて撮りました。

P1100408.JPG

意外と簡単。自然のままだと、木漏れ日が映るとこが暗い方がいいようです。

当時は、少し暗くなったよね。イヌや鳥もいつもと違ったように感じましたが・・・

どうなんだろう。

東児童館の太陽光発電

P1100431.JPG

のグラフを撮ってきました。

P1100425.JPG

金環日食の7時30分くらいはどうかな。下がっているよね。

P1100428.JPG

データーで見るとはっきりするね。

ちなみに3年前の部分日食のときのグラフもあります。
http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2009/07/post-46.html

今日使った、日食グラスは、まだ捨てたりしないでちゃんと、紙などでくるんで、封筒など
に入れて、しまっておきましょう。

6月6日(水)には、金星の太陽面通過があります。その時にも使えるよ。
また、朝7時くらいからです。

近くになった、お知らせします。

日食のときの注意事項は、こちらをどうぞ。
http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2012/05/post-155.html

このほか、今回の金環日食につて・・・「スーパームーン」や「月と太陽と地球の
関係などは、右の検索窓に、『日食』と入れて、検索してください。

 

金環日食はどうだったかな?

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こんにちは、みなさん。       おもしろ!ふしぎ?実験隊です。

金環日食は、どうでした?

曇っていたけど、見えたよね。うれしかったな~。

写真は・・・KUBOさんも、頑張って撮っては見たけど、光の調整とか、難しかったな。

でも、周りの鳥の声とか、どうだったかな?

光の加減はどうだったかな?

何か、気づいたことはあったんじゃないかな。

P1100354.JPG

情報あったら、この後もアップしていきますね。

みんなも、おもしろいこと見つけたら、コメントくださいね。=^_^=

 

金環日食の前に:付け加え

| コメント(0)

こんにちは、みなさん。             おもしろ!ふしぎ?実験隊です。

金環日食まであと、10時間\(◎o◎)/!

昨日の記事

http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2012/05/post-156.html

を再度読みながら『月・太陽・地球』の関係をぐるぐる考えていたのですが、

また、図を送っていただいたので、ご紹介しておきますね。

先日の記事を、振り返りながら、ぐるぐるさせてみてください。

120519sun_moon_2

クリックすると大きくなります。

昨日ブログ用に差し上げた画像に、動きの方向と量をできるだけ正確に書き

加えたものです。なにかの理解になれば嬉しいです*^_^*

じゃあ、いよいよ今度こそ出かけます!
    久保庭敦男(あっちゃん先生)

って、お知らせしてくれた、あっちゃん先生もどこかに出かけられたようで...

みんなも、もし、金環日食の良い画像が撮れたら、コメントくださいね。木漏れ日の観察絵もいいですよ。撮れなかったって、残念なコメントでも結構です。

 

こんにちは、みなさん。    おもしろ!ふひぎ?実験隊です。

金環日食は、明日ですね。KUBOさんも、今、予行練習してみました。

先日、児童館で解説してくださったあっちゃん先生こと久保庭敦男さんが、
メールをくれたので、みなさんにも、おすそわけです。画像は、すべて、クリックすると大きくなります。

☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*

今年の「天文ゴールドイヤー」を紹介する機会が多い今日このごろ。ある天体が別の天体をかくすとき、どういう理由でそう見えるか正しく理解するのは難しいですよね!

しっかり頭に軌道を描け、それぞれの動きのペースも分かる人には簡単だけれど、「どうして右上から日食になるの?」「金星食のとき月の下に金星が隠れちゃうのはなぜ?」なんて質問してくる小学生に説明するのはかなりたいへんだぁぁぁ(x_x;;

さて、いよいよ明日5月21日は金環日食!月と太陽が重なって金色リングになっちゃうわけですが、じゃあ今日とか昨日のお月さまはいったいどこにいるんでしょうか?大舞台を前にして、楽屋で緊張してる?夕方に探せるかな?真夜中に見えるかな?それとも・・・
P1_3
答えは明け方。日食本番にむけて(?)、太陽に向かって『西側から』ぐんぐん近づいているんです。日食2日前の写真をご覧ください。明け方4時頃、東の超低空です。とても細いお月さまでしょう?あと50時間ほどで太陽と重なるのですから、細いはずですね。

P2_2

日食前日、つまり今日はもっと細くなっているでしょう。新月直前や直後の月を見つけるのは、実は日食そのものの観察よりずっと難しいことです。下の写真は日食と関係ありませんが、新月から22時間しか経っていないお月さまの姿。折れそう・・・。
P3_2

ところで日食直前の月の写真は左下側が光っていましたね。月の形を弓矢の弓にたとえたとき、つがえた矢を放って飛んでいくほうに太陽があるそうですよ。ほんとうにそうなのか確かめるため、日の出まで待って写真を撮ってみました。黄色い丸印のところに月がいます。月と太陽の位置関係が分かりますね。もし今日の朝に月が見えたなら、黄色い丸印と太陽との真ん中にいたはず。そして明日は日食だから、太陽にほとんどくっついているはずです。

P4_2

いま月はこういう方向から太陽に近づいていることが分かりましたね。全国どこで見ても月が太陽の真ん中近くを通る今回の日食では、朝に見たとき、日食が右上のほうから始まる(月が右上からやってくる)ように見えるのです。もちろん、全ての日食がそう見えるわけじゃないですよ。

地球が自転しているために見える「天体全体が東から西へ向かう」動き。地球が公転しているために見える「太陽が西から東へ向かう」動き。月が公転しているため「月が西から東へ向かう」動きや、他の惑星の公転によるあっちこっちする動きだってあります。おまけに地軸が傾いているから、斜めに動いたり、朝夕で向きが変わっちゃったり!これらが全部組み合わさった動きを、私たちは日々見ているんですね。そんな複雑な動きがゴールドイヤーの天文現象を作り出すのです。

まだ全部が昇りきらない太陽のなかにいくつも黒点が見えました。明日は晴れるかな?全国の多くのみなさんが日食を楽しめますように。
P5_2

☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆

またまた、わくわくしてきましたね。

KUBOさんは、頭の中で、月と太陽と地球が、ぐるぐるゆらゆらしていたのですが・・・
取り急ぎ、みんなに教えたくて、アップしました。
明日、楽しみですね。

スーパームーンと金環日食

| コメント(0)

こんにちは、みなさん。

先日『スーパームーン』について、こちらで、
http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2012/05/post-149.html

お知らせしましたが・・・いかがでした?

KUBOさんは、スーパームーンと、21日の金環日食は、な~~んか、関係ありそうだと思うのですが、イメージできなかったので...お友達に聞いてみたら、こんな解説をしてくれました。(^人^)感謝♪

===========

正確には6日昼頃に「スーパームーン」でした。最近の中でもっとも満月が大きく見える日、という意味です。昼間なので、真のスーパームーンを楽しめたのは日本の裏側の国々です。日本では6日明け方か6日夕方の「準スーパームーン」が楽しめました。(計算すると夕方のほうが若干大きかった。)

月は約30日で地球を一周しますが、軌道が楕円形なので地球に遠いときと近いときがあります。遠いときは小さく見え、近いときは大きく見ます。これが約15日おきに1回ずつ繰り返されるのですね。

ところで今月21日は金環日食ですが、なぜ「金環」かというと、その日は太陽より月(=新月)が小さく見えるからなんですね。ということは、15日前の5月6日は満月で、しかも大きく見えるはず!

今月のお月さまは遠い日がちょうど金環日食の頃、そして近い日が6日だったということなんです。金環日食は新月のときに月が地球から遠くなってないと起こらない、と言えますね。近いときに日食になると皆既日食になります。

金環日食の前の満月が必ず「スーパー」とは限りませんが、今月に関しては二つの現象に密接な関係があります。

下記はぼくが撮影した5日昼の太陽と、6日明け方の月の写真です。同縮尺にしてあるので、大きさの違いがハッキリと分かりますよ。

120505sun 120506moon

どちらも、クリックすると、大きくなります。

=============

で、これでも、まだピンとこなかったら、こんな画像も作ってくださいました。「軌道は誇張してあります」とのことです。
また、KUBO理解した範囲で、文章も、改変してあります。すみません。ブンセキハ、KUBOさんニアリ・・・(>_<)

Supermoon_v2

KUBOさんは実は、楕円の真ん中に地球があって、上の絵だったら、縦方向に月があるときが、スーパームーンだと思っていました。
でも、違うみたい。

===========

楕円軌道では、正円のような中央ではなくて、「焦点」とよばれる、中央から少しずれたポイントに親天体がいます。

===(^0^ゞ らじゃ

◎楕円軌道の最も地球に近い点(近地点)に月が来たとき、たまたま太陽と正反対側だったので満月だった。(スーパームーン)

◎楕円軌道の最も地球から遠い点(遠地点)を月が通り過ぎたころ、たまたま太陽側だったので新月で、しかも日食だった。(金環日食)


ということです。決して頻繁ではない二つの出来事(しかも、大抵はそれぞれが独立して発生する)が、この5月にいっぺんに起こっているんだよ、ということなんですが・・・話題になりませんでしたね^_^;

ちょっと残念なのは、遠地点ドンピシャでの金環日食ではなくて、1日後なので、少しだけ月が大きくなり始めていることです。月が少し大きいと言うことは、金色のリングがちょっと細くなり、そのおかげで金の輪っかとして見えている時間が少ない、ということですね。今回は約5分間です。

遠地点ちょうどで金環日食が起こると日食の継続時間も長くなって、金色リングも太くなります。そのときは理論的には金色の輪っかが12分以上も見えています。

ほんとに大きさがほぼピッタリ、という日食もあります。金環皆既日食と言います。その時は壊れそうなくらい細い細い金環になります。「金環皆既日食」とか「ハイブリッド日食」で画像検索してみてください。

あれ、
スーパームーンの話から脱線しちゃったですね/@_@;

これまでのコメント(改変あり)・画像:久保庭敦男

===============

5月21日も、楽しみになってきましたね。
┌|*゚o゚|┘よ┌|*゚0゚|┘ろ┌|*゚-゚|┘し┌|*゚。゚|┘く♪

【お知らせ】

5月14日(月)は、21日の金環日食につて、お勉強します。いつもの東児童館で15時くらいからです。

ほやほやの1年生もいるので、簡単になると思いますが、今回教えてくださった、久保庭さんもいらしてくださいます。ぜひ、参加してね。

この14日の実験隊も、理科の芽隊の活動の一つです。お子さんの様子など一緒に見ながら活動し、楽しんでみませんか?事前に、ご連絡ください。(東児童館029-851-0244)
理科の芽隊以外のお子さんの参加は、事前連絡などは、いりません。

また、5月21日の早朝、東児童館で、金環日食の観察会をやろうかな?と思っています。自由参加ですが、おうちの方と一緒に参加をお願いいたします。日食メガネなどを用意しておきます。
これに関しては、また別途お知らせいたします。

2015年12月

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